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番組審議会だより
北海道テレビ放送では、番組審議会委員8名の方による放送番組審議会を設け、毎月1回(8月と12月を除く)審議会を開催して、放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
番組審議会でのご意見は、2ヶ月に一度第4日曜午前5:40から放送の「あなたとHTB」でもご紹介していますのでどうぞご覧ください。
第570回北海道テレビ放送番組審議会概要
日時
2025年1月30日(木)15:00~17:00
審議テーマ
LOVE HOKKAIDO(2024年11月9日(土)放送)
出席委員
岡田美弥子 | 委員長 |
桜木紫乃 | 副委員長 |
及川華恵 | 委員 |
樋口 太 | 委員 |
横田伸一 | 委員 |
清水友陽 | 委員 |
土田 拓 | 委員 |
本田真里 | 委員(新任) |
会社側出席者
代表取締役社長 | 寺内達郎 |
取締役 | 佐古浩敏 |
報道情報局長 | 伊藤伸太郎 |
編成局長 | 戸島龍太郎 |
総合制作部長 | 鹿野俊二 |
総合制作副部長 | 大畑隼介 |
番組担当プロデューサー | 窪井 響 |
番組審議会事務局長 | 渡辺 学 |
番組審議会事務局 | 吉田みどり |
【審議対象番組についての委員意見要旨】
≪評価点≫
・30分の情報番組としては、とても良く情報が整理され、リチャンさんと大野ユリエさんのコンビも食リポがうまく好感を持った。また、ナレーションのトーンも聞きやすく落ち着いていた。
・2人の明るいキャラクターがこの番組のカラーを作っているように思う。地元の住民と一緒になって盛り上げ、北海道が好きだということが感じられて、見ている方も温かい気持ちになった。
・芽室町はトウモロコシか小麦、大豆、じゃがいものイメージが強い。そこであえて落花生を紹介したことで新鮮な印象を与えたのではないか。
・番組の3分の2以上が落花生の話題に絞られていて、町の人たちが努力している様子とそれぞれの町への思いがよく伝わってきた。ニジマス料理店の松久園は芽室町の定番食材ではないかもしれないが、古くから頑張っている店で、テーマの統一感が感じられて興味深く、見ごたえのある番組に仕上がっていた。
・ゆで落花生の紹介で、メムピーは実入りの良い品種であることや、寒暖差が大きいことで甘味が強くなることも紹介されており、情報番組としてきちんとしていると感心した。
・芽室町のイベントに参加している人たちの様子から、地元でとれた落花生を町全体で盛り上げたいという熱意がしっかり伝わってきた。こうした取り組みが、他の自治体にもいい影響を与えるのだろうと思った。
・土地と人とグルメを2人がひたすら楽しむ、若者や町を応援するという姿勢が伝わってきた。道外の人にも見てほしいと思う番組だった。
≪要望点・改善点≫
・今回は、複数のスポットを巡るいつもの番組構成とは違い、番組の8割くらいの時間がメムピー関連の内容となっていたため、全体的に少し冗長な感じがした。
・芽室町の位置を示す地図で、帯広のすぐ西側にあるという位置関係はわかったが、海外でも放送されるとなると、北海道全体のどこに位置するのか、札幌との位置関係なども併せて示すとより親切だったのではないか。
・落花生の基礎的なデータとして、作付面積や収穫量が、当初からどの程度増えているのか、盛り込むことはできなかっただろうか。魅力的な題材だった分、もっと知りたいことがあった。
・メムピーの甘さの理由は「寒さ」という説明があり、なるほどと思った反面、もともと温暖な気候を好む落花生が、なぜ芽室町でよく育つのだろうかと疑問が浮かんだ。キーマンである生産者の人となりも知りたかったし、ここに至るまでの試行錯誤、工夫、苦労といったストーリーも見たかった。
≪提言≫
・「LOVE HOKKAIDO」は、食を通じて北海道の魅力を再発見できる番組。道民はもちろん、道外や海外の視聴者に、北海道のすばらしさを、明るく楽しく伝えていって欲しい。
次回の放送番組審議会は2025年2月27日(木)開催予定です。