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出版者情報
真理の天秤
17世紀イスタンブルのイスラーム論争
発行:新泉社
四六判
216ページ
定価
3,000円+税
- 初版年月日
- 2025年2月21日
- 発売予定日
- 2025年2月17日
- 登録日
- 2025年1月17日
- 最終更新日
- 2025年1月23日
紹介
神学論争からコーヒーやタバコのような嗜好品の在り⽅まで――。17世紀のオスマン帝国で神学者のみならず⺠衆をも巻き込む⼤論争があった。伝統的なイスラーム教育とヨーロッパの知的潮流の架け橋となった、オスマン帝国最⼤の知識⼈がその対⽴の原因を冷静な筆致で記す「イスラーム」を知るための必読書、待望の邦訳。
目次
はじめに ジェフリー・ルイス
キャーティプ・チェレビーによる序言
第一章 預言者ヒドルの「生命」について
第二章 歌唱について
第三章 舞踏と旋回について
第四章 預言者と教友の祝福祈願について
第五章 たばこ
第六章 コーヒー
第七章 麻薬、阿片、その他の薬物
第八章 預言者の両親について
第九章 ファラオの信仰
第十章 シェイフ・ムフイッディーン・イブン=アラビーに関する論争
第十一章 ヤズィードの呪詛
第十二章 ビドア(逸脱)について
第十三章 墓参の巡礼について
第十四章 ラガーイブ、ベラート、カドルなど、余剰の礼拝について
第十五章 握手について
第十六章 お辞儀について
第十七章 正しきを命じ、誤りを禁じること(勧善懲悪)について
第十八章 アブラハムの宗教(ミッラ)について
第十九章 賄賂について
第二十章 エブッスウード・エフェンディ対ビルギヴィー・メフメト・エフェンディの論争
第二十一章 スィヴァースィー対カドゥザーデの論争
結語 著者に対する神の恩寵の詳述ならびに二、三の推奨
訳者あとがき
訳者解説 知の至人としてのキャーティプ・チェレビー
上記内容は本書刊行時のものです。