編集ボタンで霞んじゃってるけど、これ地味に重要かも。
Twitterが、埋め込みコードのJavascriptに変更を加え、削除後のツイートが埋め込み先のページで空白ボックスで表示されるようになりました。 消しツイが本当の消しツイになったということで「むしろこれまで消されてなかったのが不思議」と感じる人もいそうだけど、これで困っているのはジャーナリストや研究者です。
突然の変更に「編集部になんの断りもないまま、外部のサードパーティーがニュースコンテンツをいじるのはいかがなものか」「前後のつながりが見えなくなってしまう」「長年信頼して埋め込んできたのに情報の出どころもわからなくなってしまったじゃないか」といった悲鳴の声があがっていますよ。
これまでは削除後も文字で表示されていた
Twitterではこれまで発言主にツイートを削除されてからも、失われるのはレンダリングだけで、発言のパートだけはHTMLの文字で表示されていました。それが今は真っ白け。だれの発言で、何が面白くて、何がためになり、何が問題なのかもわかりません。垢バンになったトランプ前大統領の記事なんて、白ボックスのクラスターになっちゃってます!
この異常に最初に気づいたのはKevin Marksさんでした。「空白ボックスになってる。スクリーンショットに戻れってこと?」と問い合わせたら、TwitterプロダクトマネジャーのEleanor Hardingさんから「発言主の削除の意思を尊重するための変更です」という回答がすぐ飛んできました。でも2011年12月に埋め込みコードがリリースされたときには、元祖開発者のBen Wardさんが「発言内容は埋め込みコードに < blockquote > で含まれている。削除されても、1000年経っても文字は残る」と明言していたんですよね…。
@arielwaldman The embed code is a <blockquote> containing the Tweet content. If it's deleted, or 1000 years in the future, the text remains.
— Ben (@benward) December 8, 2011
この発言からまだ10年ちょっとしか経ってないやん…!とみな困惑中。これもスクリーンショットとっておくべき?
Sources: Kevin Marks、AndroidPolice、The Verge