アドビから警告メールを受け取った方は特に!
10月初旬、アドビが顧客情報約300万件分がハッカーに盗み出されたことをひっそりと発表しました。が、30日、その件数が3800万件にも上ることがわかったんです。
ロイターの報道によれば、アドビはハッカーが3800万件のアドビIDと暗号化されたパスワードやクレジットカード情報を盗み出したことを認めました。アドビ広報のヘザー・エデル氏はロイターに対し、ハッカーが「多くの無効なアドビID、使われていないアドビID、無効な暗号化されたパスワードのアドビIDやテストアカウントデータ」を入手したと言っています。
って、無効なデータが含まれているとはいっても有効なアカウント情報も相当含まれているはずです。パスワードが暗号化されていたのは幸いですが、それが解読されないという保証はありません。アドビも、影響のあったユーザーに対し警告のメールを送っています。と、訳しながら自分は大丈夫と思いつつ、念のためメール確認したら訳者にも来てました…。
その警告メールにはアドビ側で対象ユーザーのパスワードをリセットしたことが書かれてましたが、もし他のサービスで同じパスワードを使っている場合はそちらを変更するよう助言されてます。また、情報を聞き出そうとするような不審なメールや電話にも注意するようにとのこと。
アドビではハックについて詳しく調査すると言っていて、「完全な調査には一定の時間がかかる」としています。
[Reuters、Image by midiman under Creative Commons license]
Jamie Condliffe(原文/miho)