Mac OS X Snow Leopardへのアップグレード、本当はいくら?

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    Mac OS X Snow Leopardへのアップグレード、本当はいくら?

    OS X Snow Leopard

    Leopard買っちゃった人はかなりお安くアップグレードできるというですけど、新OSに飛びつくその前に自分の状況を把握し、予算的にベストなプランを見極めておきましょう。

    考慮すべきポイントは;

    ・自分のマシンは格安アップグレードの対象なの?

    ・「無料」アップグレードは可能?

    ・「family pack」って何?

    ・この際、新Mac買うべき?

    このモヤモヤをProf. Dealzmodo(お買い得博士)がズバリ解消します!

    まずはこちらのモデル別アップグレード料金早見チャートから、どうぞ。

    090814_Mac_upgrade_options.jpg

    ご覧のように、MacはWindowsより若干シンプルです。

    まず使ってるマシンが必要システム条件を満たさないとアップグレートはできません。今回はインテルチップ内蔵マシンのみが対象で、Power PCは対象外です(表の「GFY」は「残念でした」のスラング)。

    • Intelプロセッサを搭載したMac

    • 1GB以上の実装メモリ

    • 5GB以上のディスク容量

    • DVDドライブ(MacBook Airはもう1台のコンピュータから「リモートでインストール」できますけどね)

    Snow Leopardアップグレードの値段

    Leopardからのアップグレードは一番簡単です。:29ドル(2750円)

    Mac複数台お持ちの方は 20ドル(1900円)でFamily Packが買えますよ。: 5人分49ドル(4650円)

    ただし、Snow Leopardはアクティベーション台数に上限がないので、たった2、3台のためにFamily Packを丸々買うと余りが出て無駄遣いかも(Macのディスク1枚を複数のマシンで使いまわすのは法律上は違法ですけどね...)。 テクニカルサポートの有効期限はOS購入後90日間なので、その間にサポートが必要だと思う方はきちんと合法的なソフトウェア利用ライセンスを確保しておきましょう。

    6月8日以降Macを新規購入した方は、「Up-To-Date」プログラム適用でSnow Leopardが更に安く。: 10ドル(税込み980円)

    Windows 7のような「無料」じゃないですけど、アップルからインストール用ディスクを郵送してもらえるので、980円と言っても内訳はほとんどが送料と発送手数料です。

    Tigerは冷や飯

    かわいそうなのはTiger君ですよね。アップルはこう言ってます。

    インテルベースのMacでOS X Tigerをお使いの方は、Mac OS X Snow Leopard、iLife 09、iWork 09をまとめたMac Box Setが推奨価格169ドル(1万6000円相当)で、Family Packが同229ドル(2万1725円相当)にてお買い求めいただけます。

    ちょっとこの境界はわかりづらいので、取扱店でも、「Tiger以前のOSをお使いの方はMac Box Setのいずれかのバージョンをご購入ください。Snow LeopardはインテルMacのみが対象です」と周知徹底を図る努力をしてます。

    090814_110118-amazon_snow_leopard_500.jpg

    インテルMacでOS X 10.5以降(Leopard)をお使いの方はこんな割安なアップグレード使わなきゃ損ですけど、OS X 10.4 (Tiger)ユーザーはいきなりビョヨヨ~ンと値が張って、LeopardとiLifeとiWorkまでバンドルのボックスを買わなきゃならないんですね。 iWork '09はアマゾンで55ドル(5220円)しますから、まあ、払ったなりのものは入ってるんですけど、「それは要らないよ」って人もいるでしょうね。

    運悪く後者のカテゴリになっちゃった方は、この際、古いマシンに169ドル(1万6000円)も出すより、Snow Leopard+iLife '09搭載の新マック購入を考える良い機会かもしれませんよ? 特にPowerPCお使いの方はアップグレードが全くできないので。

    090814_mac_nursing_home.jpg

    アップルは古いマシンやOSを使う人をこうして置き去りにすることが時々あるんですよね。Windowsは重いっていつも叩かれてるわけですけど、古いものを切り捨てることでコードのレイヤーが重くなる問題を回避してるんです。

    それはいいんですが、昔のPPC(Power PC)のマシンでTiger走らせてる人はきっと今ごろアップル界で二級市民扱いされてるような気分ですよね、絶対。立ち上がる(or あきらめて次に行く)なら今です...。

    もちろん、MacBookに今すぐ1000ドル(9万5000円)出す気はないという方もいらっしゃると思います(Mac Miniなら比較的安い600ドル[5万7000円]で新OS試せますけどね)。

    でもアップルのUp-To-Dateプログラムでは、対象マシンはもちろん、Apple認定整備済コンピュータを買っても10ドル(950円)でSnow Leopardにアップグレードできるんです。つまり去年も書きましたけど、実は工場で点検・修理した中古のリファービッシュドが一番のお買い得だったりするんですよ。

    [背景画像 via Flickr]

    Sean Fallon(原文/訳:satomi)

    UPDATE:訂正しました、ご指摘ありがとうございます。

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