2021年10月8日に発売される、有機ELディスプレイを搭載した新型Nintendo Switch(価格は37980円[税込]。予約は2021年9月24日から開始予定)。従来のNintendo Switchや、携帯専用のNintendo Switch Liteも継続して販売されるため、どれを買おうか迷う人もいるだろう。
本記事では、新型のNintendo Switch(有機EL搭載モデル)の特徴とともに、Nintendo Switch(有機EL搭載モデル)と従来のNintendo Switchの違いを解説。合わせて、どちらのモデルがオススメかもお届けする。
ファミ通.comでは、新型Nintendo Switchを先行体験した実機レビューを掲載。こちらも参考にしてほしい。
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新型Nintendo Switch(有機EL搭載モデル)の特徴
色鮮やかな7.0インチ有機ELディスプレイ
鮮やかな発色が可能な有機ELディスプレイを搭載。従来のNintendo Switchとほぼ同じ本体サイズながら、画面の縁(ベゼル)がスリムになり、画面サイズが7.0インチに拡大された。※従来のNintendo Switchは6.2インチ液晶、Nintendo Switch Liteは5.5インチ液晶。
好きな角度で固定できる背面スタンド
テーブルモードなどで活用する本体背面のスタンドが大きく拡大。安定感が増している。また、好きな角度で固定できるフリーストップ式を採用。プレイ環境に応じた見やすい角度が選べる。
ドックに有線LAN端子を搭載
有機EL搭載モデルに付いてくるドックには、背面に有線LAN端子を搭載。従来モデルのドックで有線LANを使うには、USB端子に有線LANアダプタを接続する必要があったが、それが不要になる。
なお、従来モデルにあった背面のUSB端子が有線LAN端子に変わったため、これまで3つあったUSB端子は側面のふたつになっている。テレビと接続するためのHDMI端子は背面のまま。
本体保存メモリーが64GBに拡大
ゲームのデータやスクリーンショットなどを保存できる本体の保存メモリーとして、64GBの容量を搭載。従来のNintendo SwitchやNintendo Switch Liteは32GBだったため、単純に倍増したことになる。なお、この容量がフルで使えるわけではなく、システム領域などに使用されるので要注意。さらに容量を拡大したい場合は、microSDカードを使おう。
スピーカーを一新
本体に搭載しているスピーカーが一新。携帯モードやテーブルモードでのプレイ時に、以前よりもクリアな音が楽しめるようになる。
有機ELモデルと従来モデルの違い
価格
- Nintendo Switch 有機ELモデル:希望小売価格:37,980円(税込)
- Nintendo Switch:希望小売価格:32,978円(税込)
画面サイズ
- Nintendo Switch 有機ELモデル:7.0インチ(画面解像度:1280×720ピクセル)
- Nintendo Switch:6.2インチ(画面解像度:1280×720ピクセル)
遊べるソフト
一部の『Nintendo Labo』シリーズにおいてゲーム体験に違いが生じるとのこと。これは、画面サイズが異なる点が影響しているのだろう。それ以外に差はないので、ほかのゲームは問題なくプレイできる。
ドック
従来モデルのドックの背面にあったUSB端子がひとつなくなり、新型のドックでは有線LAN端子を搭載。従来モデルの背面のUSB端子は、アップデートでUSB3.0に対応する予定があるが、従来モデル、有機EL搭載モデルともに、側面のUSB端子はUSB2.0までの対応になる。
- Nintendo Switch 有機ELモデル:USB端子×2、HDMI端子、有線LAN端子
- Nintendo Switch:USB端子×3、HDMI端子
カラーバリエーション
- Nintendo Switch 有機ELモデル:ホワイト、ネオンブルー・ネオンレッド
- Nintendo Switch:ネオンブルー・ネオンレッド、グレー、など※
※“あつまれ どうぶつの森セット”、”マリオレッド×ブルー セット”などの特別デザインもある
背面スタンド
- Nintendo Switch 有機ELモデル:フリーストップ式ワイドスタンド
- Nintendo Switch:固定式スタンド
本体保存メモリー
- Nintendo Switch 有機ELモデル:64GB
- Nintendo Switch:32GB
本体サイズ
本体のサイズはほぼ同じながら、画面サイズが大きくなったことから有機ELモデルが若干横が大きくなっている。
- Nintendo Switch 有機ELモデル:縦102mm、横242mm、厚さ13.9mm
- Nintendo Switch:縦102mm、横239mm、厚さ13.9mm
※どちらのモデルも、Joy-Con取り付け時、アナログスティック先端からZL/ZR突起部分までの最大の厚さは28.4mmになる。
重さ
本体サイズ同様、画面サイズが大きくなったことなどから有機ELモデルが若干重くなっている。
- Nintendo Switch 有機ELモデル:約420g(Joy-Con取り付け時)
- Nintendo Switch:約398g(Joy-Con取り付け時)
バッテリー持続時間
バッテリーの持続時間は従来モデルも新型の有機ELモデルも変わらず。なお、どちらもあくまで目安の時間で、使用状況によって短くなることがある。たとえば『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を遊んだ場合は、どちらも約5.5時間。
ちなみに、Nintendo Switchは2019年8月30日以前に発売していたモデルと以降のモデルで、バッテリーの持続時間が異なっており、下記に記載している旧モデルは前述の2019年8月30日以前のモデルとなる。※旧モデルで『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』を遊んだ場合は、約3時間。
- Nintendo Switch 有機ELモデル:約4.5-9.0時間
- Nintendo Switch:約4.5-9.0時間
- Nintendo Switch 旧モデル:約2.5-6.5時間
買うならどっち?
好みによって異なるという前提はありつつも、有機EL搭載モデルはその名前の通り、有機ELディスプレイが最大の特徴。となると、テーブルモードや携帯モードで遊ぶことが多い人に、とくにオススメのモデルと言える。
携帯モード専用で遊ぶ人はNintendo Switch Liteという選択肢もあるが、携帯しつつも色鮮やかな有機ELディスプレイで遊びたい場合や携帯モードでも大きい画面がいいという人は、新型がオススメだ。
一方、家で遊ぶことが多いという人は、テレビに接続する頻度でオススメが変わる。Nintendo Switchは必ずテレビに接続して遊ぶという人は従来のNintendo Switchで十分。有線LANを使いたい場合は、有線LANアダプタを使おう。
家で遊ぶものの、家の中でも携帯モードにしたり、テーブルモードにして持ち歩いたりすることが多い人は、新型モデルを選ぶといい。