NHKの稲葉延雄会長の定例会見が18日、東京・渋谷の同局で行われた。

 女優の吉高由里子が主演し、紫式部の半生を描いたNHK大河ドラマ「光る君へ」が15日に最終回を迎えた。

稲葉会長は「大河ドラマに新しい風を吹き込んだと感じております。平安中期の貴族社会を舞台に、紫式部と道長の心の動きや、道長を中心にした政治闘争など、いろんな見方、楽しみ方があった」と評価した。 稲葉会長は「高校時代、古文の時間に習った女流作家の名が次々に出てきたのが印象深かった。清少納言、藤原道綱母、赤染衛門、和泉式部。そうそうたる、文字の上でしか知らないような女流作家がドラマで登場してとても面白かった」と楽しんで視聴していた様子。「劇伴音楽も大変モダンで美しい音楽が、不思議と平安時代にピッタリ合っていた。映像の面でも大変美しく鮮やかな世界に変換されていた。いずれにしても1年間応援してもらい、うれしく思っております」と語った。

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