独議会、軍事支援の拡大を可決 ISIS掃討戦
(CNN) ドイツ連邦議会は4日、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」掃討作戦での軍事支援を拡大する議案を賛成多数で可決した。
採決結果は賛成445票、反対146票、棄権7票だった。支援拡大の計画は今週、対ISISの戦闘で増援を求めるフランスの要請に応じて閣議決定されていた。
ドイツは第2次世界大戦後に制定された憲法で外国での戦闘が制限されており、空爆には参加できないが、偵察機をシリアやイラク北部上空に展開し他国の軍隊の標的設定の支援は可能とされている。
ドイツ政府によれば、今回の可決により、最大1200人のドイツ人兵士が派遣される見通し。軍事作戦では空や衛星からの偵察に加え、空中給油や、海軍による仏空母シャルル・ドゴールの護衛などが行われるという。
今週初めには、英国議会がシリアのISIS支配地域に対する空爆を可決、直後に空爆が始まっていた。