ツイッター従業員が集団脱出、マスク氏が求める「極端な激務」拒否
ニューヨーク(CNN Business) 米ツイッターで再び従業員の集団脱出が起きている様子だ。複数の従業員や元従業員によると、経営者のイーロン・マスク氏が突き付けた同社に残るための条件を拒み、退職を選ぶ従業員が続出している。
マスク氏は同社に残る条件として「極端な激務」を約束するよう迫り、それができなければ退職するよう求めた。従業員は返答期限が迫った17日午後、敬礼の絵文字を投稿し始めた。同社ではこれが退職の合図となっている。
複数の従業員によると、社内のスラックのチャンネルも、同日午後5時の期限を前に、従業員が投稿した敬礼の絵文字でいっぱいになった。
マスク氏は従業員に宛てた前日の電子メールで、17日午後5時を期限として、条件を受け入れて同社にとどまるか、実質的に退職するかの選択を迫る最後通告を突きつけていた。
最近退職した元幹部は、17日の従業員の退職を「集団脱出」と形容している。
同社に残ることを選んだ従業員には17日夕刻、電子メールが届いた。CNNが入手したこのメールのコピーによると、オフィスが一時的に閉鎖され、バッジによるアクセスを21日まで制限するという内容だった。ツイッターは今月初めに従業員を大量解雇した際も、安全上の懸念からオフィスを一時的に閉鎖していた。解雇を通告された従業員が破壊行為を試みることに対する懸念もあったと思われる。