韓国 きょうのニュース(7月26日)

◇韓国が佐渡金山の世界遺産登録に同意へ 日本が朝鮮人労働などの反映約束

 日本が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産登録を目指す「佐渡島の金山」(新潟県)について、韓国が26日からインドで開かれるユネスコ世界遺産委員会の会合で登録に同意する方針を固めた。韓国外交部の当局者は、佐渡島の金山は日本による植民地時代に朝鮮半島出身者が強制労働させられた現場であり、韓国は全体の歴史が忠実に反映されなければならないとの立場を示してきたが、日本がこれを反映すると約束し、既に実質的な措置を取ったことを挙げた。

◇医師や学生保護者が集会 医学部定員増員の取り消し求める

 江原大学病院と忠北大学病院の教授非常対策委員会が世宗市の保健福祉部庁舎前で医学部定員増員の取り消しを求める集会を開き、研修医や医学部生、保護者らが参加した。非常対策委は「即興的に実施された医学部定員の増員で教授たちは主体的に教育する権利を、学生たちはしっかりと学ぶ学習権を、研修医は職業選択の自由を剥奪された」と主張。「誤った政策で研修医と学生の3万人以上が病院や学校を離れたことで、(非常医療体制が敷かれ)4カ月で1兆ウォン(約1100億円)を超える健康保険財源が失われた」と非難した。

◇砂糖は17.8%値上がり 生活必需品の価格上昇

 韓国消費者団体協議会の物価監視センターは、37の生活必需品について4~6月期の価格を分析した結果、24品目が前年同期より値上がりし、13品目は値下がりしたと明らかにした。値上がりした品目の上昇率は平均で4.5%だった。上昇率が最も高かったのは17.8%の砂糖で、コチュジャン(10.2%)、おむつ(8.7%)、味付けのり(7.1%)、ビール(5.8%)などと続いた。

◇韓米英の情報機関 北朝鮮サイバー攻撃に注意喚起

 北朝鮮の情報機関、偵察総局傘下のハッカー集団「アンダリエル」を巡り、韓米英3カ国の情報機関が共同文書を発表し、警戒を呼びかけた。韓国の国家情報院、米国の連邦捜査局(FBI)、英国の国家サイバーセキュリティーセンター(NCSC)は共同文書でアンダリエルが北朝鮮政権の核・ミサイル開発のために防衛や航空宇宙、核や海洋などの分野の機関を対象にサイバー攻撃をしかけ、技術や知的財産を奪おうとしていると警告した。またアンダリエルの攻撃は日本やインドをはじめとする世界各国の様々な分野の企業やネットワークにとって「持続的な脅威」になっていると強調した。

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