12月29日、東京ビッグサイトで「コミックマーケット93」が開幕。コミケの話題が色々とTwitterのトレンド入りを果たしましたが、「#大崎狂ってる」とちょっと気になるワードが...。
大崎駅はコミケの最寄駅の一つ「国際展示場前」の乗り換え駅。気になってコミケ帰りに寄ってみました。駅構内の注意喚起のポスターもコミケ仕様。こちらはドット絵風。
こちらはメジェド様風ポスター。ん、耳がある「FGO」のニトクリスもいますね。完全にオタクの仕業です。
そして漫画風のポスター。凝っています。
しかし「#大崎狂ってる」の本質は、駅改札の外にこそあります。
コミケの戦利品を見せれば、おしること日本酒が無料でもらえるんです。
こちらがもらえる、おしるこ、日本酒、そしていぶりがっこ。美味しそう。
他にも堂々たるパク...オマージュをやってます。すげえ。
あ、ちなみに駅の事務室いくたんびに、 駅長さんが「マスター!」って呼ばれてて、 なんか胸がときめくよね…(´・ω・`) 駅長がマスターってことは、 駅員さんたちみんなサーヴァントなのかな? #大崎狂ってる
今年新たに登場したのが、コレ。駅前にはコタツ休憩所が設けられてました。
コタツでくつろぐ人たち。楽しそうだ。
ん?
んんんん???
まさか、山口勝平さん!!!
山口勝平さんといえば、ご存知の通りの有名声優。
代表作の一部を並べると...。
・「らんま1/2」早乙女乱馬
・「名探偵コナン」怪盗キッド
・「犬夜叉」犬夜叉
・「ビーストウォーズ」ラットル
・「ONE PIECE」ウソップ
控えめに言って神。神でございます。尊い。
しかし、なぜ有名声優が真冬に駅前のコタツに入ることに?
「勝平さんは大崎のご当地キャラ・大崎一番太郎の声優をしていただいています。勝平さんはもともと物販をやる予定だったんですけど『寒いからここでやっていい?』と言われ、グッズを買ったら、サインをもらえて、しかもコタツに一緒に入って話ができるように急遽しました。われわれはだいたい行き当たりばったりです(笑)」(綱嶋さん)
どうやら、このアバウトさが大崎の魅力らしいです。いや、ホントかよ。
コタツには山口さんに加え、一緒にご当地キャラの声を務めている声優の中谷一博さん、林りんこさんも。3人に大崎の魅力について語ってもらいました。
――すいません、お話聞いてもいいでしょうか。
山口:いいですよ。お酒飲みます?
――いやっ、仕事中なので(汗)。駅前でまさかのコタツに入る感想を教えてください。
山口:コミケのお客さんを大崎に引っ張ろうという企画も今年で4年目。大崎のみなさんの趣向が年々凝ってきて、ついに今年はこうなりました(笑)。大崎に限らず、なかなか駅を出てすぐコタツでくつろげるということはないと思うんですが意外といいですよ。ずっとあればいいのになと思います。
林:朝に駅を通ってコタツでくつろぐ勝平さん見ましたけど、違和感全くなかったですよ(笑)。
山口:めちゃめちゃくつろいでます。差し入れもどんどん増えていて。これ全部お客様からの頂き物で、いい感じに年越しをしてます。あっ、お酒どうです?
奥のクッキーですが、乱馬の顔が描いてありました。
――大崎との縁は?
山口:たまたま大崎に近いところにみんな住んでいて、ご当地キャラの声をやることになって。大崎の方が大変良くしてくださって、毎月1回、一番太郎の生放送をやったり、いろんな展開をしています。夏、冬のコミケや夢桟橋。少しずつ太郎やのんこ、スパンキーの知名度が上がってきて。最初やった時より何が嬉しいって、子供たちがいっちゃんとか集まってきてくれる言ってくれる。
――大崎の良いところはどこでしょう?
林:寛容なところですね。
山口:何もないんですけど、寛容で自由です。
中谷:新しいチャレンジをしても、何でも受け入れてくれます。
山口:思いついたアイディアを何でもやれますね。一番太郎くんと一緒に落語会をやったりとか色んなアプローチをさせてくれます。12月31日に一番太郎くんと神社にお参りするフライング初詣をやったり(笑)。
中谷:大崎のみなさんはリアクションもちゃんと返してくれて、一緒に楽しんでくれる。コミケに合わせたこのイベントも風物詩になってきている手応えはありますね。
山口:30日はコミケに行っていますが、夕方にはまたここに戻ってきます。コミケ期間中は3人の誰かしらがいますので、大崎駅で降りて遊びに来てください。
――本日はありがとうございました。
山口:ありがとうございました。ところで日本酒飲みます?