
37歳のアンドレ・ネイダー(Andre Nader)氏には、もう9時から5時までの仕事をする必要はないだろうと思えるだけの蓄えがある。
テック業界で15年間(そのうち9年間はメタで)働いた彼は、2023年にレイオフされた。そして、新たな仕事を探すのではなく、2021年から始めていた「FAANG FIRE」というサブスタック(Substack)のコンテンツ発信に力を入れるとともに、マンツーマンのコーチングを始めた。FIREとは「経済的自立と早期リタイア(Financial Independence, Retire Early)」の頭文字だ。
彼と、ウーバー(Uber)でデザイナーをしている妻は、早期リタイアに向けて準備を続けてきて、すでに7桁ドルの貯蓄を築いていた。妻のテック業界での収入と2人の貯蓄で、サンフランシスコで暮らす3人家族の生活を十分維持することができている。ネイダー氏は厳密に言えば30代でリタイアしているが、妻が仕事を辞めるまで、自身は「セミFIRE」だと考えているという。
経済的自立に関するブロガー兼コーチは、お金に関する考え方を変え、富を築くのに役立った3冊の本を紹介してくれた。