炎上する船から猫4匹を救出 タイ海軍
タイの海軍が2日、アンダマン海で火災が発生し乗組員が避難した漁船から、猫4匹を救出した。
漁船「Phamonsin Nava 10」は2日、タイのコ・アダン島沖13キロメートルの地点で火災に見舞われ、沈没し始めた。
地元紙ザ・ネイションによると、乗組員8人は船から飛び降り、近くを通りかかった別の漁船に救助された。
海軍の船が油の流出を確認しようと船に近づいたところ、取り残された猫を発見。海兵が船まで泳いでいき、背中に猫を乗せて救助した。
猫は4匹ともけがなどなく、健康だという。ロイター通信によると、猫は現在、海軍艇の司令室で世話されている。
「身を寄せ合っていた」
海軍が現場確認のためにこの船を見に行ったとき、猫は木製の甲板の上で身を寄せ合っていたという。
海軍の沿岸警備部門に所属するウィチト・プクディーロン一等兵曹は、「カメラのズーム機能で船を確認したところ、猫が1匹か2匹、頭をのぞかせているのが見えた」と話した。
3日にフェイスブックに投稿された救助の様子には2500件以上のコメントが付けられ、海兵をたたえる声が寄せられている。