避難解除地区の養鶏場2カ所でニワトリ2960羽被害 エサ不足原因

小幡淳一
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 岩手県大船渡市の大規模な山林火災で、避難指示が解除された地区にある2カ所の養鶏場で8日までに計2960羽のニワトリが死んでいたことが明らかになった。

 養鶏場と契約している同市盛町の食肉加工品製造販売会社「アマタケ」によると、後(のち)ノ入(いり)地区の避難が7日に解除されたことを受け、関係者らが施設に入ったところ、複数のニワトリが死んでいるのが見つかったという。

 施設では停電はなかったものの、エサや水が不足したため、死んだとみられる。生き延びても弱っているニワトリも多く、今後、被害が増える可能性もあるという。養鶏場ではニワトリの様子を見ながら衛生的な環境の維持管理に努める。

 同社は鶏胸肉のサラダチキンやチキンステーキなどを製造販売している。

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この記事を書いた人
小幡淳一
盛岡総局
専門・関心分野
事件、調査報道、スポーツ、料理
岩手県大船渡市の山林火災

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