米国第一主義、トランプ印の政策連打 「常識の改革」反エリート強調

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ワシントン=高野遼 ワシントン=中井大助
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 再び米大統領の座に戻ったトランプ氏。就任演説ではバイデン前政権を強く否定し、「米国第一主義」を具体化するため多数の大統領令に署名した。「パリ協定」からの離脱や世界保健機関(WHO)からの脱退など、世界全体に影響を与えかねない政策が次々と打ち出されている。

「黄金時代が始まる」

 「米国の黄金時代がいま始まる」。トランプ氏の就任演説は、そんな言葉で始まった。

 大統領の就任演説といえば、聖書の引用など格調高い表現も交えながら、米国のあり方をめぐる理念を説くことが多い。だがこの日の演説は、自らの政策を喧伝(けんでん)する選挙スピーチのような発言が目立った。

 「国内の単純な危機さえ管理…

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この記事を書いた人
高野遼
アメリカ総局
専門・関心分野
国際ニュース
中井大助
アメリカ総局長
専門・関心分野
アメリカの社会、政治、文化
トランプ再来

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