仏紙ルモンドがX利用停止 「極右に近づくマスク氏の政治活動手段」

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パリ=宋光祐
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 仏紙ルモンドは20日、米国の起業家イーロン・マスク氏が所有するX(旧ツイッター)の利用を停止すると発表した。同日に就任したトランプ米大統領とマスク氏やメタの最高経営責任者マーク・ザッカーバーグ氏の関係について「信頼できる情報への自由なアクセスに対する世界的な脅威だ」と指摘している。

 同紙は20日の社説でXについて、「マスク氏が極右に近づきつつある自身の政治活動の延長として、競争相手や欧州の政府に圧力をかける手段に変えた」と批判。同紙として投稿をやめるほか、記者にも同じ対応を促すと決めたと表明した。今後は動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」やメタの運営するSNSへの警戒も強めるという。

 同紙はフランスを代表するメ…

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この記事を書いた人
宋光祐
パリ支局長
専門・関心分野
人権、多様性、格差、平和、外交