顔をゆがめた豊昇龍、綱とり厳しく 八角理事長「続けることだよね」

有料記事

大宮慎次朗
[PR]

 大関豊昇龍が平幕相手に連敗し、場所後の横綱昇進は極めて厳しくなった。好調同士の対戦は金峰山(きんぼうざん)が尊富士に動き勝って9連勝。千代翔馬は1敗を守り、2敗は王鵬、尊富士の2人になった。

豊昇龍、痛い黒星

 綱とりをめざす大関豊昇龍は前日、大関経験者の正代に2敗目を喫していた。この日の相手は、幕内で過去6戦全勝の平戸海。負けるわけにはいかなかった。

 立ち合いから低い姿勢で頭からぶつかった。突き押しで圧力をかける。

 だが、対する平幕は「勝つとしたら一気に」と、とっさのいなしを仕掛けてきた。豊昇龍は勢いあまって前に突っ込み、両手をついた。

 先場所は賜杯(しはい)を抱けなかっただけに、今場所での優勝は綱とりの必須条件と言っていい。勝利への執念が、空回りしたように見えた。豊昇龍は顔をゆがめながら花道を引き揚げ、支度部屋での取材には応じなかった。

 八角理事長(元横綱北勝海)…

この記事は有料記事です。残り633文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

この記事を書いた人
大宮慎次朗
スポーツ部
専門・関心分野
野球