フジ社長「私も調査対象です」 中居さん問題、回答避ける場面目立つ
滝沢文那 堀越理菜
タレントの中居正広さん(52)と女性との間で起きたトラブルの問題は、フジの社員関与が疑われ、フジが外部弁護士を中心とする調査委員会を設置する事態に発展した。
「新たなフェーズに入った」
東京・お台場のフジテレビ本社10階の大会議室で開かれた会見。巨大な油彩の赤富士を背景に、説明に当たった石原正人常務はそう表現した。港浩一社長は、「私も調査対象です」と述べた。社長として対応に当たってきた上、バラエティー番組の制作畑が長い人物でもある。
「調査に関わることになるので回答を控える」「それは調査委員会の領域にはいるので、回答を控える」
社員の関与はあったのか、トラブル後のフジの対応は適切だったのか――。フジの説明に注目が集まる会見だったが、2時間弱の会見でフジ側は、この調査委を設置することを理由に、回答を避ける場面が目立った。
フジの「定例会見」は当初2月末まで予定されていなかった。しかし、週刊誌報道後、社内外から説明責任を求める声が、やまないどころか、日増しに高まった。調査委の設置も決まり、急遽「定例会見」として開催を決定した。
「オープンな形での開催」を拒否
ただ、会見に参加できたのは…