北朝鮮「暴風軍団」、ドローンに苦戦の精鋭部隊 「撃墜方法」メモも

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藤原学思 牧野愛博
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 《懐かしい朝鮮、優しい父と母のもとを離れ、ここロシアで誕生日を迎える戦友の健康を心から願い、誕生日をお祝いする》

 しわの目立つ方眼紙に、朝鮮語でそう書かれている。日付は2024年12月9日。この「メモ」は、東洋人らしき若い男性が横たわっている写真とともに、ウクライナ特殊作戦軍によって24日に公開された。

 同軍は、メモは北朝鮮兵が残したもの、としている。ウクライナ軍が8月から越境作戦を続けるロシア南西部クルスク州で殺害されたという。

派遣1万~1万2千人推計「民間トラックで運ばれ…」

 10月以降、ウクライナへの侵攻を続けるロシアのクルスク州に派遣された北朝鮮兵について、韓国や米国、ウクライナは、その数を1万~1万2千人と推計している。「給水車のような見た目の民間トラック」に乗せられ、ロシア東部から同州に運ばれているという。

 ゼレンスキー大統領は今月1…

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
牧野愛博
専門記者|外交担当
専門・関心分野
外交、安全保障、朝鮮半島
ウクライナ情勢

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