第29回花嫁姿の娘へ 今もあなたの声が耳に残る 母から贈る「ありがとう」

有料記事想いをつづって

西晃奈
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 白いウェディングドレスを着た長女の前で、塩沢ひとみさんは手紙を開いた。

 結婚式では花嫁から親に手紙を読むのが見慣れた光景。だが、この式では逆だ。照れ隠しなのか、娘から「読んでほしい」と頼まれた。

 夫の闘病生活、長女の不登校……。これまでを思い出しながら、1週間かけて書き上げた。

 《私には今も耳に残る娘の声が二つあります

一つ目は今から30年も前の暑…

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この記事を書いた人
西晃奈
ネットワーク報道本部|大阪府庁
専門・関心分野
子育て、教育、働き方、防災、平和
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    中島隆
    (朝日新聞編集委員=中小企業の応援団長)
    2024年7月26日8時40分 投稿
    【解説】

     みなさま、たいへん長らく、お待たせいたしました。想いをつづっての連載、再開中でございます。無名の人たち、社会の片隅にいる人たち、そしてアナタ、アナタのすぐ横にいる方々の、手紙にまつわるストーリーでございます。どうぞ、よろしくお願いいたしま

    …続きを読む

連載想いをつづって(全30回)

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