無理な運送依頼、長時間の荷待ち ヤマト運輸に国交省が初の勧告
高橋豪
無理な運送依頼や長時間の荷待ちをさせたとして、国土交通省は26日、ヤマト運輸など2社に貨物自動車運送事業法に基づいて勧告し、社名を公表した。同社は違反行為を認めて謝罪した。勧告は2019年に制度ができて以来初めて。
国交省によると、ヤマトは複数の輸送拠点や営業所で下請けのトラック事業者に対し、長時間の荷待ちをさせた▽契約にない業務をさせた▽運賃を不当に据え置いていた▽天候不良時に無理に運送依頼をした――といった行為が確認された。
22年には過積載をさせていたとして同法に基づく「要請」を受けていたが、多数の訴えが寄せられ、改善が見られないとしてより重い勧告に踏み切った。王子マテリアも長時間の荷待ちをさせたとして勧告を受けた。
■ヤマト運輸は謝罪…
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