トラック輸送で鹿児島から北海道へ助っ人 収穫繁忙期の異なりに着目
中沢滋人
砂糖の原料となるビート(テンサイ)とサトウキビの収穫繁忙期が異なることに着目し、北海道糖業(北糖、札幌市)と鹿児島県の離島、徳之島を拠点とする南西糖業が連携し、トラックドライバーの交流事業に取り組んでいる。高齢化や担い手不足が深刻化する中、トラックドライバーの時間外労働時間が制限される「2024年問題」も見据え、安定した人材確保への期待がこもる。
この秋から、試験的に徳之島から2人が北海道本別町に来て、畑から製糖会社へのビート輸送にあたっている。交流事業は国の提案でスタートし、北海道農産協会や道農政部なども支援する。
道東の畑作の基幹作物の一つであるビートは、10月~12月が収穫繁忙期。それぞれの畑で収穫した大量のビートを管内に数カ所しかない製糖工場まで大型トラックで運ぶため多くの運転手が必要となる。
徳之島から来た運転手は、貞…
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