内閣官房参与「9条と対米依存の時代終わった」 改憲派集会で訴え
憲法記念日の3日、改憲を唱える民間憲法臨調などが集会を開き、内閣官房参与や防衛省顧問を務める島田和久・前防衛事務次官が提言者として参加した。「憲法9条の下で米国に依存して安全を確保する時代は完全に終わっている」と述べ、自衛隊がより活動しやすくなるように改憲を訴えた。
改憲派集会は毎年憲法記念日に開かれ、今年で25回目。主催者によると、防衛省・自衛隊で「背広組」と呼ばれる官僚のトップである事務次官の経験者が参加するのは初めて。島田氏は、亡くなった安倍晋三氏が首相当時には秘書官を約6年半務めた。
島田氏は防衛官僚当時を振り返り、自衛隊の活動に関し「憲法のぎりぎりの隙間を縫い多くの法律を作ってきた。自衛隊員に自らの命より憲法を守ることを強いてきたのではとじくじたるものがある」と述べた。
中国の台頭などで「もはや米…
- 【視点】
憲法記念日にあるこの改憲派集会を、今年も取材しました。 今年は自衛隊の「制服組」OBに加えて防衛官僚の「背広組」OBも参加し、憲法が日本の防衛にとっていかにマイナスかという主張を展開しました。拍手や「そうだ」という合いの手を、例年より多
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