侵攻続けるロシアに「損害賠償を」 国連総会で採択、14カ国は反対
193カ国で構成する国連総会は14日、2月からウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、損害賠償を要求する決議を採択した。日米など94カ国が賛成し、ロシアなど14カ国が反対、73カ国が棄権した。12カ国は投票しなかった。
決議に拘束力はないが、採決前にロシアのネベンジャ国連大使が批判しており、ロシア側の反発は確実だ。
決議はロシアの国際人道法や国連憲章違反を指摘。損害賠償を含む法的責任を負う必要性を強調した。ロシアの攻撃によって生じた被害に対する賠償について「国際的な仕組み」を構築し、損害の記録をつけることも推奨した。
反対したのはバハマ、ベラルーシ、中央アフリカ、中国、キューバ、北朝鮮、エリトリア、エチオピア、イラン、マリ、ニカラグア、ロシア、シリア、ジンバブエ。