世界の人口が80億人に 12年間で10億人増、9割は2地域に集中
遠田寛生=ニューヨーク 藤原学思
世界の総人口が15日、国連の推計で80億人に達した。2010年8月から10億人増えた。今後も増え続け、30年には85億人になる見通し。ただ、増えている国はアフリカやアジアなど一部地域への偏りが顕著で、日本のように少子高齢化などの課題を抱える国も多い。
国連の「世界人口推計」によると、今年7月1日現在、最も人口が多いのは中国で14億2588万人。だが、2位のインド(14億1717万人)が来年にも中国を抜く見込みだ。
3位以下は米国3億3829万人▽インドネシア2億7550万人▽パキスタン2億3582万人――と続く。日本は1億2395万人で11位となっている。
2つの地域だけで9割が増加
70億人から80億人へと増…
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- 【視点】
SDGsには、当初から人口の問題を避けて通れないのではないか、という議論があります。人口が増えるとそれを支えるだけの食料や衣料、住宅などが必要になり、今のシステムのままで行くと、ますます格差も広がることが予想されるからです。 その
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