学校法人森友学園(大阪市)への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自死した同省近畿財務局職員赤木俊夫さん(当時54)が改ざんの経緯を記したとされる「赤木ファイル」の存在を国が認めたことをめぐり、麻生太郎財務相は10日、ファイルの存在をいつ知ったのかを問われ「かなり前。いつだったか記憶にない」とした。
衆院予算委員会での答弁。麻生氏は「赤木ファイルという定義が意味するところがよくわかりません」とも述べ、何を「赤木ファイル」とするかがはっきりしないために時間がかかったとの認識を示した。
赤木ファイルについては、俊夫さんの当時の上司が妻の赤木雅子さんにファイルの存在を明かし、「これ見てもうたら、どういう過程で(改ざんを)やったかというのが全部分かる」などと伝えたとされる。
麻生氏や財務省はこれまで「…