静岡県が「ゆるキャン△」モデル地マップを作成
来年1月から人気アニメ「ゆるキャン△」の第2シーズンの放送が始まるのを前に、静岡県はモデルとなった場所やキャンプ場を紹介するマップとホームページ(HP)を作成した。今後もコラボレーション企画を展開していくという。
マップは「モデル地」と「キャンプ地」の2種類。御前埼灯台や朝霧高原、伊豆シャボテン動物公園など県内のモデル地を59カ所、県内のキャンプ場77カ所を紹介している。キャンプ地マップには作品に登場しないキャンプ場も登場する。
アニメや原作コミックスの絵と実際の写真を並べて配置。移動に便利な鉄道や新幹線の路線図のほか、キャラクターも描かれている。マップはモデル地の施設などに置かれる。
「ゆるキャン△」は山梨、静岡両県を舞台に女子高校生たちがキャンプを楽しむ様子をゆるやかに描いた作品。おいしいごはん、きれいな景色など、キャンプを通して得られる何げない楽しみが人気を集め、コミックスの発行部数は累計360万部を超える。
県は、今後、アニメとのコラボレーション企画を進める。手始めに、29日に予定される「ゆるキャン△シーズン2~磐田・浜松編~」の先行上映会に合わせ、東京や福岡の会場で作成したマップを配る。
12月16日から来年3月28日までは、「キャンプの聖地しずおかへ!」と題し、富士山静岡空港発のレンタカーキャンペーンを実施。同空港を利用し、県内で一泊(キャンプ場を含む)した人を対象に、特製マップやキャンプ用品のレンタルサービスを提供する。モデル地をめぐるスタンプラリーも計画しているという。
県はHP(https://yurucamp-shizuoka.com/)も作成。マップを無料でダウンロードできるほか、静岡県のシーンを再編集した約2分間のオリジナル動画も公開中だ。
県スポーツ・文化観光部の植田基靖部長は「キャンプは密にならない環境下で楽しめる『新しい生活様式』に合致したレジャースタイル。これからもさまざまなコラボ企画を展開していく」と話している。
第2シーズンで登場予定の浜松市でも、官民連携で関連商品の開発やイベント企画などを検討していくという。