Bリーグ、今季残り試合すべて中止 健康面を考慮

松本麻美
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 バスケットボール男子のBリーグは27日、臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの影響で中断している今後のリーグ戦とプレーオフすべてを中止とすると発表した。4月4日の再開をめざしていたが、現状では健康面を考慮して再開できないと判断した。順位は現状で確定する。B1から降格はなく、B2から2チームが昇格することとなり、来季はB1が20チーム、B2は16チームとする。

 リーグはこれまでに、B1とB2で計99試合(2月28日~3月11日分)を延期とし、中断期間に入った。3月14日にいったん無観客で再開したものの、選手やスタッフに体調不良者が相次いだことなどを受けて再び中断し、計95試合(同20日~4月1日分)の中止を決めていた。その後、4月4日の再開をめざして行動指針をまとめようとしていたが、新型コロナウイルスを巡る情勢が好転することはなかった。

 リーグ戦が中止となったことから、基盤が脆弱(ぜいじゃく)なクラブの経営が厳しくなることも心配される。今後は収入源を断たれたクラブの経営支援が課題となる。

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