佐賀)アプリで資金調達 みやき町に新型「子ども食堂」
松岡大将
佐賀県みやき町内で7日、新しいタイプの「子ども食堂」が始まった。スマートフォンのアプリを通じて集まった資金をもとに、子ども食堂に参加する飲食店の対象メニューが無料となる。この日、オープニングイベントがあり、地元の小学生らが提供されたカレーライスをほお張った。
町の子ども食堂は、福岡市中央区大名に本社を置く会社「Gi(ジ)gi(ジ)」が開発し運営する“ごちめし”というアプリを使う。「誰かにごちそうしたい」と思った善意の第三者が、アプリを操作して先に食事代を支払う。子どもたちは、このシステムに参加する飲食店で子ども食堂を希望すれば、“ごちめし”のメニューを無料で食べられるという仕組みだ。
ジジの役員が町の「地域おこし協力隊」のメンバーだった縁もあって、同社と町、公益財団法人「佐賀未来創造基金」(佐賀市)が昨年8月に協定を締結。福岡市の「親不孝通り商店会」で、アプリを使った子ども食堂の実証実験をし、同10月末にアプリの配信を開始した。現在約1300人が登録しているという。
町などによると、子ども食堂…
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