3月2日から全国すべての小学校・中学校、それに高校などについて、春休みに入るまで臨時休校とするよう要請し*1、全国の教育関係者と保護者から悲鳴があがっている。安倍総理のリーダーシップが見えないという批判が出るぐらいは、厚生労働省の官僚が主導して新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策を行ってきた*2わけだが、ここに来て政治主導、トップダウンでの決断が行われた。
2020年2月28日金曜日
2020年2月26日水曜日
気軽に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染検査をしない方がよい理由
感染経路不明の国内発症者が出てウイルス対策の第3フェーズ「国内に感染者が歩いているから、国民の皆さんは予防を心がけて生活し、同時に病院に駆け込まないようにしてね!」に入った新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)騒動なのだが*1、メディアの報道が情報過多でパニックになってしまったのか、SARS-CoV-2感染検査を手軽にできるようにすべきと主張する人々を見かけるようになった。費用対効果に見合わないと言うか、現状、検査する弊害の方が大きいから。
ネット論客の青識亜論氏の反転可能性テストが、よく考えると成立していない件
2020年2月25日火曜日
ネット界隈の風紀委員型リベラリズムは異端とは言えない
文筆家になっていた御田寺圭氏の『「不快なポスターを許せない」保守化するリベラルの末路』と言うエッセイを読んでいて気になったのだが、リベラルが信奉しているのがリベラリズム、リベラリズムとは古典的自由主義と言う前提で話がされていてよろしくない。
ツイフェミが「保守的な風紀委員」になっていると言うのには異論はないし、表現物に関するツイフェミの議論が公正さを欠くと言うのには同意するのだが、かなり昔にリベラルの主義主張は古典的自由主義ではなくなっている。
2020年2月21日金曜日
統計物理学者の社会現象の捉え方がちょっと分かる『統計分布を知れば世界が分かる』
ジェンダー社会学者にもトランスジェンダー女性とは何か理解してもらいたい
・・・と言いたくなるような問題が、『現代思想 3月臨時増刊号』に掲載された武蔵大学の千田有紀氏の論考にあり、トランスジェンダー女性のゆな氏が批判を加えている*1。トランスジェンダー女性の定義と言うか認識が誤っているそうだ。引用されている箇所を読む限り、確かにおかしい。
2020年2月20日木曜日
準備しておくべきだった日常生活でつかう施設に感染(可能性のある)者を2週間閉じ込める方法
2020年2月18日火曜日
ジェンダー社会学者の映画館のレディース・デイ擁護論について
ジェンダー社会学者の澁谷知美氏が、映画館のレディース・デイが男女差別ではないかと言う主張に対し、女性の方が知人への口コミ発信率が高く需要喚起効果が高いと擁護している。バイラル広告料としてディスカウントしている説。発想としては分かるが、ちょっと根拠となる数字が弱い。
2020年2月17日月曜日
歴史の教訓話に悪用しがいがある『オスマン帝国—繁栄と衰亡の600年史』
古代からの文明の中心地にあるのに、なぜか世界史だと辺境観がある中東。中東問題が起きる度に、あの辺よくわからんなーと思っているのは私だけではないはず。以前、『イスラームから見た「世界史」』でちょっとはキャッチアップしたのだが、トルコ周辺は国名がはっきりしないし、最高権力者の肩書きも分からないぐらいなので、『オスマン帝国—繁栄と衰亡の600年史』を拝読してみた。
ジェンダー社会学者「食料品の買い物をするのはお母さん」
ジェンダー社会学者の牟田和恵氏が、JAなんすんの西浦みかんと「ラブライブ!サンシャイン!!」のコラボ企画に関して「ミカンのアピールになぜあの絵なのかフシギ・・・なんでミカンで?家族向け、食料品の買い物するお母さん向けに考えないのはなぜ?オタクがミカン箱買いするとでも?」とつぶやき、各方面から批判されている。
2020年2月14日金曜日
ラブライブ!高海千歌のJAなんすんの西浦みかん大使のポスターのスカート描写について
ラブライブ!のキャラクター高海千歌が、静岡県沼津市のJAなんすんの西浦みかん大使に起用され、コラボレーションのポスターがつくられたのだが、スカートに下着の線があって透けているように見えると批判されていた。これを表現の一種だと擁護している人がいるのだが、さすがに作画ミスではないであろうか。
青識亜論さん、労働契約では労働者保護の必要性はなくなりませんよ
ネット論客の青識亜論氏と、流行に一年遅れてパンプス着用義務反対運動についてうだうだと話をしていたときにちょっと気になった氏の論法についてまとめておきたい。御本人にはリプライで指摘したのだけれども、いまいち理解してもらえなかったようだし、これから青識亜論氏と言い争う人が詭弁に引っかからないようにするのに役立つと思うので。
2020年2月13日木曜日
はあちゅうさんにも、二重盲検のランダム化比較実験と治験について学んで欲しい
以前、血液クレンジング(血液オゾン療法)を受けたと公にして炎上した人気ブロガーのはあちゅう氏*1が、凝りもせずに血液クレンジングが予防医療の観点では部分的効果が認められていると断言する医師がいたと言い出し、また炎上している。代替医療は医師免許を持つ者が勧めていても効果がないものが大半で、さらに安全性に問題のあるものがあると言う感覚が無いようだ*2。効果・効能の測り方を学んで、血液クレンジングについて再考してもらいたい。
2020年2月10日月曜日
ジェンダー社会学者の皆さん、ミソジニーを家父長制から定義しようとすると、意味不明になるからね!
ジェンダー社会学者の江原由美子氏が、ケイト・マン氏の家父長制秩序を支える機能をもつ人を支配するためのシステムの一形態としてミソジニーと言う概念を理解しようとする議論を紹介するエッセイ*1が話題になっているのだが、家父長制への理解が怪しい意味不明な議論になっている。フェミニストが振り回しているからと言ってミソジニーと言う単語に独自定義を与える必要はないわけで、話が混乱するだけの有害無益な議論だから止めて欲しい。
2020年2月9日日曜日
Coinhive事件の有罪判決は法令条文から十分予想できたから
Coinhiveと呼ばれるスクリプトをウェブページに仕掛けて、閲覧者が気づかないように閲覧者の端末で仮想通貨のマイニングを行なわせた一審無罪の事件に関して、控訴審で有罪が出たことにエンジニア寄りの人々から批判の声が上がっている*1。
ウェブページ作成者に収益をもたらす一方で閲覧者に利益は無いと言う意味で、広告と同様で犯罪性が無いというそれらの論調にはある程度の道理があるのだが、無断マイニングと広告の相違点は確かにあり、東京高裁はその違いを検討した上で不法としている。判決自体は、恐らく不当ではない。
代表的なツイフェミの皆さんの東大教授の女子院生へのセクハラ/パワハラ事件への反応が・・・
2020年2月7日金曜日
英国で婦人参政権を求めた2種類のフェミニスト、サフラジストとサフラジェットの違いって何だろう?
昔のフェミニストは平和的に権利獲得のために努力していたと言う趣旨のツイートに、文学者の北村紗衣氏が20世紀初めのフェミニストで女性参政権を求めて活動していたサフラジェット(suffragette)はテロ行為やハンストをしていたとリプライし、そのリプライに高橋しょうご氏が、過激派のサフラジェットは一部で穏健派のサフラジスト(suffragist)が大半だったというリプライをしたやり取りに関して、サフラジストとサフラジェットに違いがあるのか疑問に思われていたので、検索してみた。
2020年2月5日水曜日
2020年2月2日日曜日
「宇崎ちゃんは遊びたい」×献血コラボキャンペーンのクリアファイルの絵の新旧比較
「宇崎ちゃんは遊びたい」×献血コラボキャンペーンの第2弾が実施され、今度は表裏2面の書き下ろし漫画のクリアファイルが献血者に配られることになった。作者がツイートで、表面を写真にとって公開し、それを見たフェミニストを気取ったネット界隈の二次元スラットシェイミング勢が、「問題点が改善され、宣伝としてもよいものになっている」「今回はちゃんと改善されてて、やっぱり声を挙げていくことが大事で、それによって抑圧を減らして行ける」と喜んでいるのだが、新旧の絵をよく比較していないようだ。