人によってはタイトルだけで嫌悪感を抱くかもしれません。
読んでみて思ったのは、「何かいわゆる地元を離れたアウェイで暮らした
経験のある人でないと理解できない内容化もしれない」という事でした。
私は今、生まれたところを遠く離れた場所で生活しています。何かあっても
いつか離れる場所である事。良い意味でリセットできると考えると何か嫌な
事があっても耐えられます。
今の若い人たちを見ると、(おじさんの)自分からすればとても狭い世界での
生活および、そこでの人間関係が全てでそこで何かあると例えば出社できな
くなる!といったことも良く見ます。
そこで本書の登場です。何かあった時の縁の切り方のバイブルとしてもって
おけば、有事のさいに役立つ内容であると思います。
特異なキャラクターの著者であるため、好き嫌いはわかれるとは思いますが、
私は非常に好きなので本書もとても楽しく読む事が出来ました。
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縁の切り方 (小学館新書 228) 新書 – 2014/12/1
中川 淳一郎
(著)
「つながるバカ」につける薬とはなにか?
「自分にとって不要な人間関係ならば、容赦なく縁を切るべし! 」──そう断言するネットニュース界の第一人者が、自らの「諦観」の根源を初めてさらけ出した問題作。ネットでもリアルでも、「つながる」ことは本当に幸せなのか? ネット上の豊富な事件簿や自身の壮絶な体験を赤裸々に振り返りつつ、本当に重要な人間関係とはなにかをあらためて問う。SNSを中心にはびこる「絆至上主義」に一石を投じる渾身の社会批評。
「自分にとって不要な人間関係ならば、容赦なく縁を切るべし! 」──そう断言するネットニュース界の第一人者が、自らの「諦観」の根源を初めてさらけ出した問題作。ネットでもリアルでも、「つながる」ことは本当に幸せなのか? ネット上の豊富な事件簿や自身の壮絶な体験を赤裸々に振り返りつつ、本当に重要な人間関係とはなにかをあらためて問う。SNSを中心にはびこる「絆至上主義」に一石を投じる渾身の社会批評。
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2014/12/1
- ISBN-104098252287
- ISBN-13978-4098252282
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2014/12/1)
- 発売日 : 2014/12/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 253ページ
- ISBN-10 : 4098252287
- ISBN-13 : 978-4098252282
- Amazon 売れ筋ランキング: - 461,771位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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著者について
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- 2017年2月8日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2022年11月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入・私においては特段目新しいことはなかったが、社会人の人間関係の処世術としては意義があるかもしれない
・後半の著者の海外における体験や、恋人との関係については「辛く厳しい話」ではあり、それが著者の思想や行動について、なにがしかの影響があることは理解した。
・しかし残念ながら副題の「絆と孤独を考える」に関する、深く多角的な考察は感じられなかったー従って、「著者の人間関係に関するエッセー」かと
- 2015年6月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入自分がフリーランスになったばかりだからなのか、すごく共感できるエピソードが多い。
個人で仕事を取る難しさも痛感したし、社会人になると仕事と家族以外の人間関係は不要というのも痛いほど感じた。
個人で仕事をしている方はハマるかもしれない。
また、最後に出てくる「様々な事象に対するネガティブな感覚を共有できる人とは多分気が合う 。」というフレーズには共感しすぎて笑うしかなかった。
- 2019年4月11日に日本でレビュー済みAmazonで購入中川じゅんいちろうさんの本で一番面白いのではないでしょうか。ニヒルさは相変わらずですが、その奥になる愛も感じます。
- 2017年12月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入著者なりの優しさが、伝わった。本当に苦しい人のことわかって解決する気が伝わる。悩んでる人に、力になる本でした。
- 2015年4月22日に日本でレビュー済みAmazonで購入思ったことは隠さずに、目の前の相手が誰であれ、
周囲を気にせず、ストレートに言いたいことを言う。
そんな著者の性格が思いっきり顕れた本です。
前半では、SNSでの人と人が「絆」の脆さや
つながったり群れたりすることの馬鹿馬鹿しさについて
著者の毒舌が爆発します。
最近話題になった「アイスバケツチャレンジ」や
震災時の「感動大好きちゃん」NEWSライブ延期による
「パーナさん騒動」などの事例をあげながら
ネットでつながりたがる人々をこきおろしていきます。
「ストーカー殺人」も、そもそも変な奴に出会ってなければ起きなかったとし、
「モンスターペアレント」も、そもそも子供がいるからそうなるんだと
身も蓋もない話が続きます。著者が方々の知人・友人を信じて
今まで貸してきた合計1840万円の金が半分しか
戻ってこなかったことを例にあげ、いかに人との縁が
信用できないかを説きます。
後半は著者自身の体験談が中心。
裏切られた取引先や元同僚に対しての恨みつらみ話。
海外生活で英語ができないが故の孤独と苦労話。
恋人が突然自殺した時のセンチメンタルな話などが語られます。
結論は、あとがきに述べられています。
「自分の幸せに寄与する人物か、或るいは毀損する人物かを
見極める必要がある」
「日々の一つ一つの出会いが幸不幸に直結しているだけに、
今こそ我々は、「絆」と「孤独」の真の意を考え、
必要とあらば縁を切る覚悟を持つべきである」
本を読み終えて沸き起こった感情は、
一言で著者への「同情」です。
思い出されたのは
「虐待されたり捨てられたりした動物はなかなか人になつかない」
という事象です。
親友に何度も借金を踏み倒されたり、
期待していた仕事の約束をばっくれられたり、
いくつもの裏切られ経験が蓄積して
著者はすっかり「人間嫌い」になってしまった。
著者のTwitterでの毎度の過激な言動。
己の立場に反するものがいれば即座に反駁し、
罵詈雑言を書き並べる。なぜこんなにピリピリと神経質で
攻撃的なのか?その答えがこの本にあります。
「人に捨てられ疑心暗鬼になった野良犬が吠えている」
と捉えれば合点がいくのです。
そして世の中を見回せば、
「詐欺に遭う人は何度も詐欺にあう」
「男運(女運)が悪い人に限って何度もひどい男(女)が寄ってくる」
のは何故なのか?という問題も氷解します。
借金を踏み倒されているのにまた貸す。
仕事の話が何度も白紙撤回になる。
仲が良いと思っていたはずの友人が他人面。
人に裏切られまくった末に、著者は出会い頭で
「いい人か?悪い人か?」見極め判定が必要なんだと悟ります。
ただ著者の「人を見る眼~鑑識眼」がそもそもポンコツなので
判定することは意味がないどころか逆効果に働きます。
「あれ?いい人だと判定したのに悪い人だった!」
という事象が連続するのです。
「裏切られた人は、人を信じなくなる。
その結果、さらに裏切られてしまう。」
こんなにも図式が明解な例もないでしょう。
さて、この本をどう使うか。
これを反面教師にしてポジティブな
考え持つのが正解でしょう。
人をふるいにかけるのではなく、
出会いの一つ一つをいい縁に変えていく。
そんな心構えを持ちながら一人でも多くの
自分の人生の味方を増やすこと。
結局それなんだと思います。
- 2015年4月14日に日本でレビュー済みAmazonで購入中川さんの本は毎度楽しみにしていますが、最近中身のネタが前の本とダブっています。
金の貸し借りは深い仲でしか起こらない、100万円踏み倒せばどんな友情だって壊れるというのには、共感しましたし、本文が読みやすかったです。
あと、ビールばかり飲まないでください。酒で早死にしてしまったら、もう中川さんの新刊が読めなくなるじゃないですか。
- 2016年9月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入迅速な発送で、キレイでした。
また機会があれば購入したいです。
ありがとうございました。