コンパクトに非ヨーロッパの各国での数学の概要が書かれている。私の知りたかった表記の仕方が当時と現代とに表されていて、面白い。およそ図表として表されているのだが、当時の工夫が興味深い。必ずしも解く家庭を表さず、「こうなる」としかし表わされていないのだが、考え進めてゆく過程を推理する面白さが残されているからだ。
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非ヨーロッパ起源の数学: もう一つの数学史 (ブルーバックス 1120) 新書 – 1996/5/1
人々のいるところ、いたるところに数学は生まれ発達した
アフリカ各地、エジプト、バビロニア、インド、中国、アラビア、中南米はマヤ、インカにいたるまで、世界各地で生まれ発達した数学の独自性と共通性、相互の交流・発展などを広く見渡すことによって、「数学はギリシャに生まれ、ひたすらヨーロッパで育った」というヨーロッパ中心の発想に転換を促し、場所や時代を超えた数学、人間の発想のおもしろさに迫る。
アフリカ各地、エジプト、バビロニア、インド、中国、アラビア、中南米はマヤ、インカにいたるまで、世界各地で生まれ発達した数学の独自性と共通性、相互の交流・発展などを広く見渡すことによって、「数学はギリシャに生まれ、ひたすらヨーロッパで育った」というヨーロッパ中心の発想に転換を促し、場所や時代を超えた数学、人間の発想のおもしろさに迫る。
- 本の長さ493ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1996/5/1
- ISBN-10406257120X
- ISBN-13978-4062571203
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商品の説明
著者について
【ジョージ・G・ジョーゼフ】
南インドのケーララ州生まれ。ケニアのモンバサで中等教育を受け、英国レスター大学に学ぶ。マンチェスター大学大学院修了。さまざまな職業に就いて、東アフリカ、中央アフリカ、インド、パプア・ニューギニア、東南アジアなど世界各地に滞在してきた。現在はマンチェスター大学勤務。
【垣田高夫】
1928年岐阜県生まれ。東京文理科大学数学科卒。現在、早稲田大学理工学部教授。理博。Ph.D.
【大町比佐栄】
1932年東京都生まれ。津田塾大学英文科卒。慶應義塾大学大学院文学研究科修了。
南インドのケーララ州生まれ。ケニアのモンバサで中等教育を受け、英国レスター大学に学ぶ。マンチェスター大学大学院修了。さまざまな職業に就いて、東アフリカ、中央アフリカ、インド、パプア・ニューギニア、東南アジアなど世界各地に滞在してきた。現在はマンチェスター大学勤務。
【垣田高夫】
1928年岐阜県生まれ。東京文理科大学数学科卒。現在、早稲田大学理工学部教授。理博。Ph.D.
【大町比佐栄】
1932年東京都生まれ。津田塾大学英文科卒。慶應義塾大学大学院文学研究科修了。
登録情報
- 出版社 : 講談社 (1996/5/1)
- 発売日 : 1996/5/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 493ページ
- ISBN-10 : 406257120X
- ISBN-13 : 978-4062571203
- Amazon 売れ筋ランキング: - 505,108位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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5グローバルレーティング
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2010年11月29日に日本でレビュー済みAmazonで購入
- 2009年8月11日に日本でレビュー済み多くの「数学史」の教科書はヨーロッパが中心であり、まるで数学はヨーロッパでだけ発達したかのようである。もちろんヨーロッパが果たした役割は十二分に偉大なものではあるが、ほかの地域が抜けているのは重大なあやまりであるといわざるを得ない。
この視点から書かれた本書は、先史時代からエジプト、メソポタミア、エジプト、中国の数学の生成・発展の様子を描いた画期的なものである。「数学」の定義や範囲にもよるのだろうが、人間がいる限り、数への意識や実証や合理を重んじる精神は育っていったのである。数学の魅力や意義を、そして文化を超えた人間の知性や好奇心のすばらしさを再認識させてくれる、刺激的な内容だ。
具体的には、ギリシャ数学のエジプトやバビロニアの影響、中国数学のイタリア伝来説、インド・ケーララ派とヨーロッパ近代数学と関連などである。