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「うつ」は食べ物が原因だった! (青春新書INTELLIGENCE) (青春新書INTELLIGENCE 238) 新書 – 2009/6/2

3.8 5つ星のうち3.8 66個の評価

「うつ=心の問題」だけではなかった!? 健康食や野菜偏重などの一見身体にいいと思われる食事や、ダイエットや甘い物好きといった偏った食生活が、心の不調を引き寄せている! うつをはじめとする多くの精神疾患の改善事例を持つ著者が、現代人が陥りがちな食生活の問題点を挙げ、「心と脳に効く食べ方」を解説する。
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商品の説明

著者について

1964年神奈川県生まれ。福島県立医科大学卒業。横浜市立大学病院、国立循環器病センターを経て、1996年痛みや内科系疾患を扱う辻堂クリニックを開設。2003年には日本初の栄養療法専門クリニックである新宿溝口クリニックを開設する。栄養学的アプローチで、精神疾患のほか多くの疾患の改善、診療に当たりながら患者や医師向けの講演会もおこなっている。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 青春出版社 (2009/6/2)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2009/6/2
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 新書 ‏ : ‎ 205ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4413042387
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4413042383
  • カスタマーレビュー:
    3.8 5つ星のうち3.8 66個の評価

著者について

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溝口 徹
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1964年、神奈川県に生まれる。福島県立医科大学卒業。横浜市立大学附属病院、国立循環器病センターを経て、1996年、痛みや内科系疾患を扱う辻堂クリニックを開院。オーソモレキュラー療法の第一人者である。2003年には日本初の栄養療法専門クリニックである新宿溝口クリニックを開設する。栄養学的アプローチで精神疾患や内科系疾患の治療にあたるとともに、患者・医師向けの講演会や、アスリートのための栄養指導もおこなっている。

著書には『「うつ」は食べ物が原因だった!』(青春新書インテリジェンス)、『がんになったら肉を食べなさい』(PHPサイエンス・ワールド新書)、『この食事で自律神経は整う』(フォレスト出版)、『9割の人が栄養不足で早死にする!』(さくら舎)などがある。

カスタマーレビュー

星5つ中3.8つ
66グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2014年6月17日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    「うつ」を栄養の側面から解決するアプローチを提案してます。

    食べ物で「うつ」が解決する例も多いと思いますし
    少なくとも関連は大きいと思います。

    著者が実際に栄養で解決した治療の事例を
    たくさん挙げているので説得力があります。

    ただ、食べ物だけで解決しない例もあると思います。

    個人的には「うつ」は考え方や、思考パターンが原因である面も大きいので、
    他のレビュアのように『著者の提案するサプリメントで治らない』といったことが
    ありえてしまうと思います。

    私は医療従事者ではない、素人ですが
    「うつ」や「パニック障害」の方々と接した経験から考えると治療する本人に
    『自分で治療する』という主体性、責任の所在を自分とする気持ちがないと
    解決は難しい気がします。

    食べ物でも解決する面も多いと思いますが、
    生活習慣や運動で解決する面も多いと思いますし
    考え方や思考習慣で解決する面
    もちろん、抗鬱剤で治った方も多いと思います。

    本人の目的が治ることであれば、
    どれか一つの手段にすがって「信じる」→「裏切られた」と感じる、とするのではなく
    自分の判断と責任において複数を試すべきだと思います。

    これはなにも「うつ」治療に限らないことかと思います。

    自分の仕事を、「会社」任せにする
    自分の社会を、「政治家」任せにする
    自分の経済力を、「旦那」任せにする
    自分の幸福を、「宗教」任せにする、などなど

    ”信じる”という名目で、自分での責任の所在を放棄してしまうと、
    あとで”裏切られる”と感じてしまうリスクが高まってしまう気がします。

    本書のタイトルは、あたかも原因は「食べ物 ”のみ”」に感じさせるような
    付け方をしているので、その部分は著者(というか、おそらく出版社)の責任かと思います。

    ただ、「うつ」の治療に新しいアプローチを提案しているので
    既存の治療法で効果がなかったことには大きな福音になると思います。 
    25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2010年12月8日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    身近にうつになった人が居ます。
    うつの権威という人にわざわざ電車に乗って会いに行ったり、
    先生が合わないといって病院を変えたり。。。
    その都度出される薬は少しずつ変わるし、でもいつも出されるパキシルという薬が
    すごく依存性が高く、飲んでいるとマイナスにはならないかもしれないけれど
    何もかも実感がわかない、感覚が鈍るから嫌だ!と言って、徐々に止め、最後に全く飲まないときには1週間ほど死んでしまうんじゃないかという思いをしながら本人の意思で止めていました。
    そういう状態を知っている私としては、どうにかして再発してほしくない
    と思って、色々調べているところ、この本にめぐり合いました。

    うつがセロトニン不足で発症するというのはどの本にも書いてありますが、
    どうしてセロトニンが不足するかと言うと、どれを見ても、ストレスとか性格によるものとしか書いておらず、結局どうすればいいかというと、ストレスのない生活を心がける。くよくよしないなど、できそうもないこと。
    くよくよしないというのは心持なんとかなったとしても、ストレスのない生活が
    できるわけない。ストレスに思わないように努力すると言っても、なかなか難しいものがある。しかも本人任せで周りは何もできないということ。

    そんな中で、この本は、栄養素で何とかなると言うことが書いてある。
    私にとっては画期的です。
    食べ物で、私でもなんとかできるかもしれない!という少し希望が見えた感じ。
    もちろんすべてが正しいことではないかもしれないし、現在の精神科の方針とは違うかもしれないけれど、でも今の精神科で「あなたにできることはストレスを感じさせないように生活させてあげることです」なんて言われるよりもはるかに現実的。

    コレステロールが上がると体に悪いという実験を、草食動物のウサギでの実験結果を元に人間に当てはめるのはどうか、という著者の言いたいことも、うなずける部分ではあるし、「ためしてガッテン」で放送されていた、アルコールの飲みすぎ・カロリーの取りすぎの両親は脂肪肝で、でもダイエットをしている痩せた娘さんも脂肪肝ということから、多くても少なくても駄目という結論を導き出しているというのは信頼できる例なのではないかと思う。

    最後に、この著者が言っていることで、いいと思ったこと。それは
    食べ物をきちんと食べること。
    野菜ジュースを市販で飲むより野菜を食べろ、というのは最近特に多い手軽に取れる栄養補助食品への依存を警告しているように思えて心に残った。

    結果はすぐにはついてこないかもしれない。
    専門用語が多いと感じる人も、居るとは思う(結構丁寧に説明していると思うが)。
    でもうつについて気になるからこういう本を見ようかと検討しているわけで、
    本人もそうだけど周りの人で、何かしてあげたいと思っている人には
    参考になるのではないかと思う。
    29人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2013年1月16日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    俺は鬱度が55〜60%くらいはあると思う。
    その最大の症状は、計り知れぬほどの「やる気の減退」である。
    生活に必須の作業さえも滞りがちになるのだ。

    放っておくのも良くないし困ることも増えてくるので、治療のための知識を得るべく、この本を入手してみた。

    これを読むと、世間的常識として営まれている食生活や、脂肪やカロリーの制限=健康、というような一般常識として普及・流通している知識は、誤りであるのだという。
    とくにいちばん驚くのが、儂らの主食である白いごはん、これさえも脳の健康に良くない、可能な限り減らした方がよいという部分だ。

    その理由は、それに含まれる「糖質」が、食後に血糖値を急激に上げ、これによって生じる「血糖値の乱高下」が、脳にとって激しい消耗となるのだという。

    そしてまず前提として理解しておくべきなのは、うつは「気分の落ち込み」ではあるが、精神症状というより脳内伝達物質の偏り、脳のなかの化学物質がアンバランス化しているのが原因なのだというケミカルな視点でとらえることである。

    この化学物質(脳内伝達物質)の値を健康になれるまで戻す。
    それを実現するために、クスリの処方、投薬でなく、食品の食べ方と品目の変更――それによる脳内物質の素となる、タンパク質をはじめとした各種栄養のバランスの調整で対処する。

    これを分子整合精神医学、オーソモレキュラー療法というのだそうだ。
    この本はその方法論を紹介し、実践を薦めている。

    以前にこういう本→心の病は食事で治す (PHP新書) も読んだことがあったが、大筋では同じような事が紹介されている。

    俺は普段、鬱によってもたらされているのかもしれない気分の悪さを払拭するために、少しでも心地良い陶酔感を得るために、酒を常用しているのであるが、この本を読んだことで、酒をよく飲んでいるとビタミンBと葉酸が消耗されがちになるんだな、ということを知った。

    酒と訣別することは、しかしながら今後もなかなか困難であると思われる。
    そこで考えた。
    俺は、ビタミンBと葉酸が失われてしまわぬよう、これらをもっと多く摂ることをこころがけながら飲酒を続行しよう。

    この本を読んだ体験で得たことは、今のところそれだけだ。

    いちおう本の内容を見返しながら栄養の調整もしていって憂鬱さが改善されないかがんばってみる気ではいるが、まだほとんど始めてないし、効果も経験してない。
    だから★3 にしとく。

    ほんとに効いたらすばらしいので、マジで効いたらレビューを書き直すことにしよう。もっとまじめに。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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