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名字の歴史学 (講談社学術文庫) Kindle版

4.3 5つ星のうち4.3 42個の評価

一族の歴史と想いが込められているはずの「名字」は、古代から階層意識、職制、地名、出自などさまざまな要素を取り込みながら陰に陽に使われ続け、明治維新後に公称が義務化されるに至ったものである。氏姓制度、臣籍降下、律令制、源平合戦、惣領と庶子、幼名、通字、偏諱――名字の成立過程と変遷を通して日本の歴史を通観し、現代に続く起源を探ってゆく。

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

歴史と文化に育まれてきた日本の名字はどのように生み出され、現代に至ったのか。その変容を古代の氏姓制度、名字と地名の関係、明治の名字公称化など様々な角度から検証。名字の成り立ちやそこに込められた意味、特徴を探る。

著者について

奥富 敬之
1936年東京生まれ。早稲田大学大学院国史学科博士課程修了。専門は日本中世史。日本医科大学名誉教授。『鎌倉北条氏の基礎的研究』『日本人の名前の歴史』(吉川弘文館)、『天皇家と源氏――臣籍降下の皇族たち』(三一書房)、『苗字と名前を知る事典』(東京堂出版)、『北条時宗――史上最強の帝国に挑んだ男』など著書多数。2008年没。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B07Q5SS7TZ
  • 出版社 ‏ : ‎ 講談社 (2019/4/12)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/4/12
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • ファイルサイズ ‏ : ‎ 8228 KB
  • Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) ‏ : ‎ 有効
  • X-Ray ‏ : ‎ 有効にされていません
  • Word Wise ‏ : ‎ 有効にされていません
  • 本の長さ ‏ : ‎ 180ページ
  • カスタマーレビュー:
    4.3 5つ星のうち4.3 42個の評価

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奥富 敬之
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久しぶりに、面白い本に、出会えました( ^ω^ )❣️
久しぶりに、面白い本に、出会えました( ^ω^ )❣️日本人の「名前」の由来には、兼ねてから感心があった。「源平藤橘」って何?「藤原」「源」「平」の名の由来は?歴史が好きになる、格好の読み物です❣️( ^ω^ )いつでも、カバンに入れておいて、人に自慢したくなる一冊です❣️
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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2019年7月4日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    久しぶりに、面白い本に、出会えました( ^ω^ )❣️
    日本人の「名前」の由来には、兼ねてから感心があった。「源平藤橘」って何?「藤原」「源」「平」の名の由来は?歴史が好きになる、格好の読み物です❣️( ^ω^ )いつでも、カバンに入れておいて、人に自慢したくなる一冊です❣️
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    5つ星のうち5.0 久しぶりに、面白い本に、出会えました( ^ω^ )❣️
    2019年7月4日に日本でレビュー済み
    久しぶりに、面白い本に、出会えました( ^ω^ )❣️
    日本人の「名前」の由来には、兼ねてから感心があった。「源平藤橘」って何?「藤原」「源」「平」の名の由来は?歴史が好きになる、格好の読み物です❣️( ^ω^ )いつでも、カバンに入れておいて、人に自慢したくなる一冊です❣️
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    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2016年4月20日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    名字の変遷がよく分かりました。私が調べているのは他のことです。姓名についても触れられていますので読み物としては良いと思います。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2021年8月27日に日本でレビュー済み
    第4章 実名の変遷 は、
    名前や幼名の流行り(動物名、ヒコ、ヒメ、マロ、丸、子)や系字、通字、輩行ノ仮名(はいこうのけみょう)、偏諱(へんき)の話です。
    第1章 姓名は、天皇から賜るもの は、
    氏(うじ、蘇我氏、物部氏、中臣氏など)、姓(かばね、大臣、大連、宿禰など)、冠位名、臣籍降下、源平藤橘(げんぺうとうきつ)や賜姓(しせい)の話です。
    例えば、物部麁鹿火大連(もののべのあらかいのおおむらじ)は、氏+実名+姓で、
        蘇我大臣稲目(そがのおおおみいなめ)は、氏+姓+実名です。
    第2章は 名字は自分で名乗るもの は、
    名字(地名や職名、例えば千葉氏、足利氏、三浦氏など)、苗字(近世)、称号(近衛、冷泉、一条など)の話です。
    例えば源朝臣徳川右大臣家康は、氏+姓+名字+冠位+実名です。
    第3章は 姓名と名字の存続を決めるもの は、
    賜姓、放氏や削名字(姓名を奪われること)、続氏や復名字(奪われた姓名が元に戻ること)や庶民が名字を名乗らなかった理由が書かれています。

    名前の歴史は複雑怪奇で名誉欲の塊だったことがわかります。
    姓が欲しい(徳川)、冠位が欲しい(徳川家康ならば右大臣)、氏が欲しい(徳川家康ならば源氏)
    8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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