色々な、日本の現状を知る為にと送りました。百田尚樹さんの本は読みやすく、あっという間に読んでしまっていました。
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著者について
確かにそこはちゃんと謝罪した方が良い。
「しかしそれは朝鮮人が望んだことではありません。」・6000にも上る学校を建て、名大や阪大より先にソウル(京城)大をつくれとは頼んでいない・漢文よりも劣等な表音文字として作ったつもりのハングルを広めてくれと頼んでいない・川に橋をかけ護岸工事で氾濫を防いでくれと頼んでいない・鉄道を6000kmも敷いてくれと頼んでいない・ダムを作って近代農業を導入し、収穫増やしてくれと頼んでいない・衛生概念を広めて平均寿命を24歳から42歳に伸ばして1200万人から2500万人への人口爆発を起こしてくれと頼んでいない・身分制度や奴隷制度を廃止し、全ての民に戸籍と名前と土地を与えて管理してくれとは頼んでいない価値観の押し付けがあった事は否めない。しかし日本のご先祖様方を今の僕らの価値観で裁く権利はない。僕らにできる事はただただ厳然たる起こった出来事の記録を見て、未来に為すべき行動の参考にする事だけだ。ご先祖様方は何故そこまでして朝鮮半島に資金と労力を費やしたのか、その背景と判断と結果を知る事だ。侵略国家のロシアが朝鮮半島を素通りできてしまうような状態で放っておけば、元寇のように対馬や九州をいとも簡単に侵される事態は明白だという恐怖は、想像に難くない。その恐怖を払拭する意図で行った判断と労力が正しかったかどうかは、立場によって異なる。自分が伊藤博文の立場なら大韓民国王からの併合統治の依頼を断るのか受け入れるのか、断ったとしてその後どうするのか、受け入れて併合した後どのように統治するのか、一度は考えてみるべき問いだと思う。その考える材料としての当時の朝鮮半島の人々の暮らしと文化を知るには、良いきっかけとなる本だった。
