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炎蛹 新宿鮫5~新装版~ (光文社文庫) Kindle版
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商品の説明
商品説明
第5弾となる本書は、外国人マフィア間の抗争、ラブホテル連続放火、売春婦連続殺人という、同時期に発生した3つの事件を鮫島が追う設定である。巧みな場面転換と鬼気迫る犯人たちの心理描写が物語にスピード感と臨場感をもたらしており、シリーズの中でも特にエンターテイメント性に優れた作品であるといえよう。加えて、これまで単独で行動していた鮫島が、今回はチームを組んで捜査する点が新鮮である。相棒となるのは甲屋(かぶとや)という名の農水省植物防疫官で、彼は南米から持ち込まれた稲の害虫「フラメウス・プーパ(火の蛹)」の付着したワラ細工を探していた。その所有者が、鮫島の追うイラン人マフィアの情婦だったのだ。ほかにも、東京消防庁予防部・吾妻や新宿署鑑識係・藪ら、職人魂をもった魅力的な男たちが登場する。彼らのプロフェッショナルな仕事ぶりがつづられているからこそ、陰惨な事件を扱った刑事小説でありながら、爽快な読後感が得られるのであろう。(冷水修子)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- ASIN : B07FNVY3QB
- 出版社 : 光文社 (2014/6/20)
- 発売日 : 2014/6/20
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 451 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 480ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 104,375位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 719位光文社文庫
- - 748位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (Kindleストア)
- - 12,338位日本の小説・文芸
- カスタマーレビュー:
著者について
1956年名古屋市出身。慶應義塾大学中退。79年第1回小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。
86年「深夜曲馬団」で日本冒険小説大賞最優秀短編賞、91年「新宿鮫」で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞長編部門、94年「無間人形 新宿鮫4」で第110回直木賞、20001年「心では重すぎる」、02年「闇先案内人」で日本冒険小説大賞を連続受賞。04年「パンドラ・アイランド」で第17回柴田錬三郎賞を受賞。2006年「狼花 新宿鮫9」で日本冒険小説大賞。2010年第14回日本ミステリー文学大賞受賞。2012年「絆回廊 新宿鮫10」で日本冒険小説大賞。2014年「海と月の迷路」で第48回吉川英治文学賞受賞。2022年秋 紫綬褒章受章。
05年~09年社団法人日本推理作家協会理事長を務める。
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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- 2020年9月19日に日本でレビュー済みAmazonで購入随分久方ぶりに読み直しました。改めて構想力の凄さと目に浮かぶ自分なりの想像がリアリティー強く物語の世界にはまっていきました。
甲屋さんいい味出してます!
- 2018年1月16日に日本でレビュー済みAmazonで購入数年前に読んだことがあり、印象に残っていたので再度注文しました。
- 2018年8月23日に日本でレビュー済み複数の事件が同時進行し、それらが最終的に一つに繋がっていくスペクタクル
ただ事件同士の関連性が取って付けたようなもので、個人的には無理にいろいろ詰め込んでゴチャゴチャしただけにも感じられました
しかし登場キャラは皆魅力的で、掛け合いを読んでいるだけで楽しかったので評価は3にします
- 2020年6月7日に日本でレビュー済み今までは一つのプロット上で話が展開していたが、今回は複数事件の同時進行。それも(いくつかは重なるとはいえ)3つ4つもある。
イラン人と中国人グループの盗品強奪に端を発した対立抗争、ラブホテル連続放火事件、娼婦の連続殺人事件…と話が錯綜する上に、タイトルともなる(南米から入ってきた稲を全滅させる可能性がある害虫の)蛹探しがプロットに関わってきて、何より鮫島が正反対のタイプの植物検疫官とコンビを組むという設定が面白い。
シリーズで一番話の展開が凝っているし、のちに再び登場しそうなキャラも多い。ただあまりにも盛りだくさんの内容のため、晶の登場シーンが少ない…のが嬉しい。
- 2015年12月25日に日本でレビュー済みAmazonで購入今までゎひとつの事件をおっていたのが、この本でゎ3件の事件が起きます。これがどんな感ぢに繋がっていくのか…ワクワクしながら読みました。ストーリーに強引なところゎなく、流石!な一冊です。
- 2015年8月4日に日本でレビュー済みAmazonで購入複数の線が並行して進行しながら、話を盛り上げて行きます。最後にまとまるのですが、作者の腕のすさびとでもいうのでしょうか、見事なものだと思います。
- 2015年1月3日に日本でレビュー済みシリーズを面白く読ませるための工夫がビシビシと感じられます。
一度にたくさんの事件が並行して起きる。
警察内部では孤軍奮闘の鮫島に部外者の協力者が登場する。
その協力者2名がともに魅力的。
桃井さんと藪さんの2人も相変わらず頼りになる。
事件解決のリミットを「炎蛹(フラメウスプーパ)」の羽化までと
設定したこと。
等、などです。
晶の出番が少なかったことと、これまでのように犯人側の魅力?が
やや乏しかったこと。等が少し残念でしょうか?
としても、作者の力量はハンパありません。次作も楽しみです。