人気アートディレクターが5年以上の長い年月をかけて自身の仕事術を書籍化したもの。
アートディレクションを行うために必要なスキルを30の型として自身のこれまでの作品制作エピソードと作品を添えて語られている。
カギの意味は、アートディレクションは「箱の鍵穴を探して、手持ちの鍵で開けること」だからだそうだ。
広告業に携わっている人だけでなく、様々なクリエイティブ業に携わっている人に参考になる本だと思う。
本文中の一言一言に広告業に携わってきた人ならではのセンスのよい表現や、興味深い仕事哲学が述べられており、
こうしたキラリと光る魔法の言葉がカギになって心にささり、自分自身の停滞したクリエイティビティの扉を開けてくれそうな気がした。
また、文字を読むのが苦手な人も、時折挿入されている広告写真を見るだけで楽しい気分になるはず。
ブックデザインが余白が多いキャンバス方式なだけに、本の中に載っているビビッドカラーの広告がひきたつ。引き算の戦略がある。
だからこそ、もう少しカラーが多いほうがよかった。1600円というコスト計算からか、カラーページが12ページしかないのがもったいない。
再版されるときは、北陸新幹線やぞうぼうしパオなどはカラーがよいと思う。
この本がたくさんの人に読まれるとよいと思うし、英語など多言語化されてもよいと思う。
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アートディレクションの「型」。: デザインを伝わるものにする30のルール 単行本 – 2015/12/10
水口 克夫
(著)
コピーライターが言葉で話すように、
アートディレクターは「絵で話す」──。
アートディレションとは、さまざまな課題をデザインやビジュアルを使って解決する営みのこと。
それだけにアートディレクターには、けっして的をはずすことなく、適切にデザインやビジュアルを使いこなす「目と思考力と実行力」が求められています。
本書は、そんな「目と思考力と実行力」のなかから、とくに重要なものを「アートディレクションの型」として30個ピックアップ。
サントリー「ボス」や「北陸新幹線開業キャンペーン」、バザールでござーるなどのヒット広告で知られる、人気アートディレクターの水口克夫氏が解説しました。
どうすれば、ビジュアルで「伝える」ことができるようになるのか。
どうすれば、人びとの気持ちを動かせるデザインをつくれるのか。
どうすれば、自分の実力以上の表現を生み出すことができるようになるのか。
ただ美しいだけではなく、「ささる」「伝わる」デザインとはなにかを学べる1冊。
アートレディレクターをめざす人や、より機能するデザインをつくりたい人はもちろん、ビジュアルコミュニケーションを扱う広告制作者やマーケターにもおすすめです。
【目次】
・はじめに
・第1章「つくる」の型
神さまの視点、アリの視点。/「?」と「!」をつくる。/絵で話す。/捨てる。/使ってもらう。/ノイズを入れる。/否定する。/得意技をもつ。/解像度にこだわる。/地の利を活かす。/つなぐ。
・第2章「かたる」の型
訴える。/「いまなら新しい」を探す。/切り取る。/ハードではなく、ソフト。/なりきる。/気分の空白を埋める。/商品から逃げない。/言葉を使う。/裏切る。/幸せの提案。
・第3章「すすめる」の型
鮮度を落とさない。/現場力。/才能を借りる。/才能を和える。/共犯者になる。/非日常化する。/飛び出す。/軸足を活かす。/サービスに徹する。/ケーススタディ:北陸新幹線開業キャンペーンの場合
・おわりに──問診する。
アートディレクターは「絵で話す」──。
アートディレションとは、さまざまな課題をデザインやビジュアルを使って解決する営みのこと。
それだけにアートディレクターには、けっして的をはずすことなく、適切にデザインやビジュアルを使いこなす「目と思考力と実行力」が求められています。
本書は、そんな「目と思考力と実行力」のなかから、とくに重要なものを「アートディレクションの型」として30個ピックアップ。
サントリー「ボス」や「北陸新幹線開業キャンペーン」、バザールでござーるなどのヒット広告で知られる、人気アートディレクターの水口克夫氏が解説しました。
どうすれば、ビジュアルで「伝える」ことができるようになるのか。
どうすれば、人びとの気持ちを動かせるデザインをつくれるのか。
どうすれば、自分の実力以上の表現を生み出すことができるようになるのか。
ただ美しいだけではなく、「ささる」「伝わる」デザインとはなにかを学べる1冊。
アートレディレクターをめざす人や、より機能するデザインをつくりたい人はもちろん、ビジュアルコミュニケーションを扱う広告制作者やマーケターにもおすすめです。
【目次】
・はじめに
・第1章「つくる」の型
神さまの視点、アリの視点。/「?」と「!」をつくる。/絵で話す。/捨てる。/使ってもらう。/ノイズを入れる。/否定する。/得意技をもつ。/解像度にこだわる。/地の利を活かす。/つなぐ。
・第2章「かたる」の型
訴える。/「いまなら新しい」を探す。/切り取る。/ハードではなく、ソフト。/なりきる。/気分の空白を埋める。/商品から逃げない。/言葉を使う。/裏切る。/幸せの提案。
・第3章「すすめる」の型
鮮度を落とさない。/現場力。/才能を借りる。/才能を和える。/共犯者になる。/非日常化する。/飛び出す。/軸足を活かす。/サービスに徹する。/ケーススタディ:北陸新幹線開業キャンペーンの場合
・おわりに──問診する。
- 本の長さ223ページ
- 言語日本語
- 出版社誠文堂新光社
- 発売日2015/12/10
- ISBN-104416115016
- ISBN-13978-4416115015
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商品の説明
著者について
水口 克夫(みずぐちかつお): ホッチキス代表取締役社長、アートディレクター 1964年、金沢市生まれ。金沢美術工芸大学卒。電通入社後、アートディレクターとしてさまざまな分野のプロジェクトにたずさわったのち、2003年にシンガタ設立に参加。2012年には独立してホッチキスを設立。NEC「バザールでござーる」シリーズやJR東日本「北陸新幹線開業キャンペーン」、サントリー「ボス」「響」、全日空、明光義塾など数多くのヒット広告の制作やブランディングを手がけている。著書に『バザールでござーるの小冒険』(佐藤雅彦、内野真澄と共著)、『ぞうぼうし パオ』(小西利行と共著)がある。
登録情報
- 出版社 : 誠文堂新光社 (2015/12/10)
- 発売日 : 2015/12/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 223ページ
- ISBN-10 : 4416115016
- ISBN-13 : 978-4416115015
- Amazon 売れ筋ランキング: - 416,041位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 29,316位アート・建築・デザイン (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
25グローバルレーティング
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評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
- 2017年10月27日に日本でレビュー済みAmazonで購入【内容】
あくまで「広告業界の」アートディレクションについて書かれた本。ブランディングなどにも触れられているが、掲載されている写真は広告ばかりなので、いまいちイメージを掴みにくいかもしれない。
著者の経験から抽出された考え方のノウハウが大変簡潔にまとまっている。ただ、個人的に目から鱗と思えることは書かれてなかったため、コスパが悪く感じられ、星は三つ。
広告業界を目指す学生には大変お勧めできる本。
全ての項目が見開き2〜3ページ程度にまとめられており、スイスイ読める。また、行間が広く取られているため、本の厚さに比べ内容は軽め。
活字を読むのが苦手な人でも楽に読めると思う。
- 2015年12月20日に日本でレビュー済みAmazonで購入30の型として、アートディレクターに必要な考え方がわかりやすく書かれています。
ただ抽象的に「これが大事」というのではなく、水口氏が実際に作った広告、実際に世に出ている広告に沿って書かれているため、
その型がどんな場面で大事なのかが理解しやすくなっています。
また、その広告のビジュアルも章ごとに多く添えられているため、文中の言葉を確認しやすいです。
教科書として、悩んだ時に読み返すなど、職場に置いておくと良さそう。
アートディレクターを目指す人なら必読の一冊だと思いました。