【2月14日 AFP】米国のロバート・F・ケネディ・ジュニア新厚生長官は13日、「子どもたちの健康を奪っている」米国の機関を非難し、ドナルド・トランプ政権が規模縮小を進めている国際開発庁(USAID)と同じ運命をたどるべきだと示唆した。

米上院本会議は13日、トランプ氏が厚生長官に指名したケネディ氏の就任を賛成52、反対48で承認した。上院共和党トップの院内総務だったミッチ・マコネル議員を除く共和党全員が賛成、民主党全員が反対した。

ケネディ氏はホワイトハウスでの就任宣誓式で、トランプ氏を称賛。小児慢性疾病の解決を求める20年間の祈りが天に届き、「神がトランプ大統領を遣わした」として、トランプ氏を「白馬に乗った男」と呼んだ。

ケネディ氏はUSAIDについて、 おじであるジョン・F・ケネディ元大統領の崇高な意図で設立されたが、もはや「全体主義の邪悪な宣伝者」に成り下がっていると批判。

USAIDに対するトランプ氏の最近の行動を支持し、「米国の子どもたちの健康を奪っている機関に対しても同じことをしたい」と付け加えた。

ケネディ氏は2024年大統領選の前、食品医薬品局(FDA)を「腐敗している」と批判して解体を表明。国立衛生研究所(NIH)についても、慢性疾患の研究を犠牲にして感染症を過度に重視していると非難して、規模縮小を求めていた。(c)AFP