レバノン取材中の記者団をイスラエル軍攻撃か カメラマンが軽傷
このニュースをシェア
【11月14日 AFP】イスラエルとの国境に近いレバノン南部ヤルン(Yarun)で取材中のジャーナリストグループが、13日にイスラエル軍による爆撃の標的にされたと主張している。中東の衛星テレビ局アルジャジーラ(Al Jazeera)のカメラマンが、軽傷を負った。
爆撃時、十数人が、イスラエル軍による攻撃の被害を視察するメディアツアーに参加していた。
アルジャジーラは、1人のカメラマンが「イスラエルの爆撃で軽傷を負った」と発表。放送車も損壊したとしている。
アルジャジーラ・レバノン支局のマージン・イブラヒム(Mazen Ibrahim)支局長は、「イスラエル占領軍はちゅうちょなくジャーナリストを直接標的にする」と非難。記者団は開けた場所にいたとしている。
ヤルンのアリ・カッセム・ターファ(Ali Qassem Tahfah)村長も、イスラエル軍による13日の2回にわたる爆撃は「記者団を標的」にしたものだったと指摘。レバノンの国営通信社NNAも、イスラエル軍がヤルンで取材中の記者団を連続爆撃したと報じている。
レバノンのテレビ局アルジャディード(Al-Jadeed)がX(旧ツイッター)に投稿した動画には、「PRESS(報道関係者)」と書かれた防護チョッキとヘルメットを着用した記者が中継中、爆撃を受け付近で炎が上がっている様子が捉えられている。
AFPはイスラエル軍に確認を求めたが、コメントは得られなかった。(c)AFP