中国女性、お見合い中にロックダウン 相手と生活する羽目に
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【1月13日 AFP】もしお見合いを終わらせることができなかったとしたら──? お見合いの最中にロックダウン(都市封鎖)が宣言されたため、相手の自宅で生活せざるを得なくなった女性のビデオブログが、中国で話題を呼んでいる。
中国では複数の地域で新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」と「オミクロン株」の感染が拡大。中部の鄭州(Zhengzhou)市では先週以降、100人以上の感染が確認された。
名字を王さんというこの女性は5日、同市にあるお見合い相手の自宅で食事をしていたところ、市内の一部で突然ロックダウンが宣言された。王さんは11日、ニュースサイト「澎湃新聞(The Paper)」に対し、「私が鄭州市に到着した直後に感染が起き、彼の地域が封鎖されたことで、帰れなくなった」と説明した。
王さんは、自分はもう若くないことから、家族にお見合い相手を10人紹介され、それぞれと会うために鄭州市に1週間滞在する予定だった。この日の相手は5人目で、料理の腕を見せたいとのことで、自宅での夕食に招待された。
以来、王さんはロックダウン生活を記録した短い動画をインターネット上に投稿。地元メディアが公開した動画の抜粋には、相手の男性が王さんのために料理したり、家事をしたり、王さんが寝ている間にノートパソコンで仕事をする様子が映されている。
だがこの「長期お見合い」でも、今のところロマンスは芽生えていないようだ。王さんはもっとおしゃべりな相手を探しているのだという。相手の男性については「木製マネキン並みに無口であることを除けばとても良い」とコメント。「彼の料理は平凡だけど、料理してくれることは素晴らしいと思う」と語った。
王さんの年齢や、動画に登場する男性の身元は公表されていない。中国版ツイッター(Twitter)の微博(ウェイボー、Weibo)では、関連するハッシュタグが12日までに600万回以上閲覧された。だが王さんは、最近ネット上で突然注目されたことから、動画を削除することにしたと語っている。(c)AFP