【6月20日 AFP】サッカーコンフェデレーションズカップ2013(Confederations Cup 2013)は19日、グループAの2試合が行われ、日本は3-4でイタリアに惜敗した。

 この結果、グループAはイタリアとブラジルの準決勝進出が確定し、日本とメキシコの敗退が決まった。

 低調なパフォーマンスに終わった開幕戦のブラジル戦から一転、アルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督の母国イタリアを相手に素晴らしい戦いを見せた日本だったが、残念ながら結果には結びつかなかった。

 前半7分に前田遼一(Ryoichi Maeda)がヘディングシュートを放った日本は、同19分に香川真司(Shinji Kagawa)が左足で得点を狙うも、イタリアの守護神ジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)の牙城を崩すまでは至らなかった。

 しかしその2分後、日本はペナルティーエリアで岡崎慎司(Shinji Okazaki)がブッフォンに倒されてPKを獲得すると、そのPKを本田圭佑(Keisuke Honda)が決めて先制点を挙げた。

 続く前半33分、日本は香川がエリア内で反転しながら左足でシュートを放ち追加点を挙げると、イタリアにとっては前半から2点を追いかけるまさかの展開となった。

 しかしながらイタリアは、ハーフタイム直前にアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)のコーナーキックからダニエレ・デ・ロッシ(Daniele De Rossi)がヘディングで1点を返し、逆転への望みを後半につなげた。

 迎えた後半、イタリアは吉田麻也(Maya Yoshida)をかわしたエマヌエレ・ジャッケリーニ(Emanuele Giaccherini)のクロスが内田篤人(Atsuto Uchida)のオウンゴールを誘い、再開直後に2-2の同点に追いついた。

 そして試合が振り出しに戻ってから3分後、イタリアは長谷部誠(Makoto Hasebe)のハンドでPKを獲得し、マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)が勝ち越しとなるゴールを決め、逆転に成功した。

 それでも日本は落ち込む様子を見せず、後半24分には遠藤保仁(Yasuhito Endo)のクロスから岡崎がヘディングを決めて3-3の同点に追いつくと、その後も本田や長谷部がイタリアゴールに迫った。

 日本は終盤、岡崎のシュートがポストに嫌われると、そのこぼれ球を香川がヘディングで合わせたが、ボールはバーに弾かれて得点を挙げることができなかった。

 するとイタリアは後半41分、クラウディオ・マルキジオ(Claudio Marchisio)の折り返しから最後はセバスティアン・ジオビンコ(Sebastian Giovinco)が決勝点を挙げ、点の取り合いとなった試合に決着をつけた。(c)AFP/Chris Wright