スウェーデンのマデレーン王女が結婚
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【6月9日 AFP】スウェーデンのカール16世グスタフ国王(King Carl XVI Gustaf) 夫妻の末娘、マデレーン王女(Princess Madeleine、30)と米ニューヨーク(New York)在住の実業家、クリス・オニール(Chris O'Neill)氏(38)の結婚式が8日、首都ストックホルム(Stockholm)の王宮で行われた。 首都の中心地を回るパレードのために馬車に乗り込む際、王女夫妻は3度キスを交わし、国旗を手に王宮周辺に集まった多くの人たちの間からは大きな歓声が上がった。 スウェーデン語と英語で行われた結婚式には、モナコ公国のシャルレーヌ公妃(Princess Charlene)や日本の高円宮妃久子さま(Princess Takamado)、英国のウェセックス伯爵エドワード王子(Prince Edward, Earl of Wessex)なども参列した。 王宮の礼拝堂で行われた結婚式では、賛美歌が流れる中でバージンロードを歩く王女の姿を見て新郎のオニール氏が涙をこらえる場面もあった。式ではスウェーデン出身のデュオ、ロクセット(Roxette)のボーカル、マリー・フレデリクソン(Marie Fredriksson)さんもヒット曲のバラードを披露した。 今月10日に31歳になるマデレーン王女は、シルビア王妃(Queen Silvia)が1999年に設立した慈善団体World Childhood Foundation(世界子供基金)の活動のために滞在していた米国で、ニューヨークのヘッジファンド、ノスターキャピタル(Noster Capital)で働くオニール氏に出会った。2人の婚約は昨年10月に発表されていた。 米英の2つの国籍を持つオニール氏はスウェーデン王族の称号を持たない意向。王族の称号を得るとスウェーデン国籍の取得が義務づけられる上、ノスターキャピタルのパートナー兼リサーチ部門主任という現在の職から離れなくてはならないためだという。 オニール氏は昨年11月には、カメラマンに向かってみだらなポーズを取ったとして、王位継承順位第4位の王女の夫にふさわしくないのではとの議論を巻き起こしていた。(c)AFP/Soren BILLING