タイ北部の難民キャンプで火災、30人死亡 200人負傷
このニュースをシェア
【3月23日 AFP】タイ北部にあるミャンマー難民キャンプで22日、火災が発生し、タイ当局によると30人が死亡、約200人が負傷した。
火災が起きたのは、メーホンソン(Mae Hong Son)県にあるメースリン(Mae Surin)難民キャンプ。犠牲者の多くは女性や子ども、高齢者だった。タイ内務省によると、現地時間の午後4時(日本時間午後6時)に発生した火災により、仮設住宅100棟が全焼。約2時間後に鎮火した。炊事の火が原因とみられる。
このキャンプには、ミャンマー東部カレン(Karen)州から来た人々を中心とした約3700人が生活していた。同州では、反政府武装組織「カレン民族同盟(Karen National Union、KNU)」が数十年にわたり旧軍事政権との戦いを続けた末、昨年に新政府と停戦協定を結んでいる。
タイとミャンマーの国境地域には、10か所の難民キャンプに約13万人が暮らしている。その多くは、ミャンマーの旧軍事政権による対ゲリラ作戦から逃れた人々だ。人権団体によると、旧政権は意図的に一般市民を標的とした作戦を展開。人々を家から追い払い、村を破壊し、軍のために働くよう強制していたという。(c)AFP/Anusak Konglang
火災が起きたのは、メーホンソン(Mae Hong Son)県にあるメースリン(Mae Surin)難民キャンプ。犠牲者の多くは女性や子ども、高齢者だった。タイ内務省によると、現地時間の午後4時(日本時間午後6時)に発生した火災により、仮設住宅100棟が全焼。約2時間後に鎮火した。炊事の火が原因とみられる。
このキャンプには、ミャンマー東部カレン(Karen)州から来た人々を中心とした約3700人が生活していた。同州では、反政府武装組織「カレン民族同盟(Karen National Union、KNU)」が数十年にわたり旧軍事政権との戦いを続けた末、昨年に新政府と停戦協定を結んでいる。
タイとミャンマーの国境地域には、10か所の難民キャンプに約13万人が暮らしている。その多くは、ミャンマーの旧軍事政権による対ゲリラ作戦から逃れた人々だ。人権団体によると、旧政権は意図的に一般市民を標的とした作戦を展開。人々を家から追い払い、村を破壊し、軍のために働くよう強制していたという。(c)AFP/Anusak Konglang