【11月20日 AFP】英国人スーパーモデルのケイト・モス(Kate Moss)さん(35)が、やせ形の体系を礼賛したと受け取れる発言をし、若い女性の拒食症を助長しかねないとして非難を浴びている。

 モスさんは19日、ファッション専門紙「WWD」ウェブサイト上のインタビューで、自分のモットーを聞かれ、「やせていると感じることほど『おいしい』ものはない」と答えた。

 この発言について、摂食障害問題ややせ過ぎモデルの問題に取り組んでいる人々から、相次いで批判の声が上がった。摂食障害に取り組む英慈善団体Beatは、「ファッションリーダーである人物がこうした発言をしたのは、極めて憂慮すべきだ。自分の発言がどれほど危険かを分かっていなかったとしか思えない」とモスさんを批判した。

 南米出身のモデルがストレスによる拒食症が原因で死亡した事件を受けて、欧米のファッション業界では数年前から「やせ過ぎモデル」への反発が高まっている。スペインやイタリアでは肥満度を測るBMI値が一定基準以下のモデルは出演禁止となっているが、英国ではこうした規制は導入されていない。(c)AFP

【参考】WWDウェブサイトに掲載されたケイト・モスのインタビュー(英語)

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