年末A型インフルに罹り、直ってからも微熱が続き、1日平熱を維持できるようになったのはようやく昨日の3日。2日はほとんど平熱でしたが、午前中一瞬37° になりました。
今回は長かった。。ほんと体力の衰えを感じます。病み上がりに頑張って2日、3日の連夜で庭先で撮影したトールの兜星雲NGC2359を紹介します。
この星雲も7cm・F6鏡で去年の2月に撮影しています。
20cm・合成F6.4で撮影すると、ほとんどトリミング無しでちょうど良い画角となります。下記が仕上げた写真です。
<諸元>
- 機材:
ASI294MCPro ,
GS-200RC(D=203mm,f=1624mm),KASAI ED屈折用0.8xレデューサーⅡ ,
, IR-Cutフィルター ,L-extremeフィルター,
AM5赤道儀 ,QHY5L-IIM+3cm 130mmガイド鏡 - 支援ソフトウェア:
ステラリウムによる自動導入 , SharpCapによるアライメント,
APTによるピント調整支援、GOTO++、ディザリング撮影 ,
PHD2による2軸オードガイド , ASI Mount Serverによる赤道儀連携 - 撮影地:
神奈川県茅ヶ崎市自宅庭先 - 撮影日時:
2025/01/02(木)22:21 ~ 2025/01/03(金)02:32
2025/01/03(金)22:23 ~ 2025/01/04(土)02:31 - 撮影条件:
Gain200 , Offset5 , センサー温度 -5℃
120sec x 166コマ(332分) - 編集(PixInsight):
FBPP/GXP/BXT/SXT/GHS/NXT/ACC等
周囲のみ若干トリミング
去年の写真に比べると、色味が改善し、細部構造もかなり表現できましたが、周囲の淡い部分をもっと濃く映すには、この光学系ではあと数時間必要なようです。
星雲は疑似HOOで色合わせしています。元々OIIIが強い対象なので今回はOIII強調は実施していません。全体彩度は上げています。星の色については、中心のウォルフライエ星(HD 56925:B-V値0.26)を基準にそれっぽくなるように調整しました。
番外
天文ガイド2月号読者の天体写真「ビギナーの部」に初めてM31が入選しました。初めて複数点応募してみたのですが、その中の1点が入選したというメールが届いたのは、発売日の2週間ぐらい前でした。あきらめていたので結構嬉しかったです。「ビギナーの部」ゆえの入選だと分かっていますが、方向性は間違っていないと分かりかなりホットしています。
下記がスキャンデータです。
元データは下記です。