テラキオン

登録日:2010/10/03 Sun 15:45:37
更新日:2024/12/12 Thu 13:51:33
所要時間:約 6 分で読めます






巨大な 城壁を 一撃で 突破するほどの 突進力。伝説で 語られる ポケモン。





■データ


全国図鑑No.639
分類:がんくつポケモン
英語名:Terrakion
高さ:1.9m
重さ:260.0kg
タマゴグループ:未発見(性別不明)

タイプ:いわ/かくとう
特性:せいぎのこころ(あくタイプの技を受けると攻撃が一段階アップ)

HP:91
攻撃:129
防御:90
特攻:72
特防:90
素早さ:108
合計:580

努力値:攻撃+3



■概要


コバルオンビリジオンと共にイッシュ地方の伝説に語られる通称「聖剣士」達のうちの一匹。

屈強な雄牛のような姿をしており、他の二匹が比較的スマートなイメージを持つのに対してこちらはかなりパワー系の印象を受ける。
名前は焼き物とかの色のテラコッタが由来と思われる(肩の飾りの色がそんな感じ)。

その見た目通り非常に強烈なパワーを持ち、その突進力は屈強な城壁も軽々と破壊してしまう。

その昔、イッシュ地方で人々が戦争を起こし森が炎に覆われた際に、コバルオン・ビリジオンと共に逃げまとうポケモン達をまとめあげて救った伝説を持ち、
その中でもテラキオンは退路を塞ぐ岩等の障害物を持ち前のパワーで破壊する役目を担っていた。

この一件以来人間を信頼しなくなったのか何処かに姿を消してしまい一切目撃されなくなったらしい。
コバルオン・ビリジオンとは深い絆で繋がっており、例えどんなに離れていてもお互いの存在を感じ取る事が出来る。



■ゲームでのテラキオン


チャンピオンロード内に存在する「試練の室」という部屋にてシンボルエンカウントで出会う事が可能。
初期レベルは42。

ただしこの「試練の間」に入るには先に「フキヨセの洞穴」でコバルオンを倒すか捕獲して彼らに認めてもらう必要があり、
それまで「試練の間」の入り口は「かいりき」でも動かせない岩で塞がれている。

この事を知らずここに入ろうと色々試してやきもきした人も多いはず。


BW2では22番道路にて圧倒的な存在感を放っている

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                         YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
初期レベルは45。
倒したり逃げても殿堂入りした後にまた22番道路に戻ってくる。レベルは65。

OPのカットでは中心でドヤ顔を披露してくれている。
ちなみにゲームドット絵ではずんぐりした印象だが、公式イッシュ図鑑のイラストはなかなかイケメンである。
一冊いかが?


ORASでは「おおぞらをとぶ」で行くことができる「名もなき平原」に出現する。レベルは50。
出現条件は「努力値を最大までためたポケモンを3匹連れ、火・土曜日に着陸すること」。

USMではウルトラスペースゼロの岩ステージで三種全てを捕獲できる。


■対戦でのテラキオン


コバルオン・ビリジオンは防御・特防に優れるのに対して、
こいつは攻撃に優れており、2匹同様次いで素早さもかなり高い物理アタッカー。

かくとうといわという初の複合タイプを持ち、2匹と違ってタイプに被りがいない。
かくとうといわの組み合わせは攻撃面での補完に優れているため一度攻勢に出られれば止まりにくく、
タイプ一致技も「インファイト」や、「ストーンエッジ」「ロックブラスト」と高威力のものが揃っている。

素早さもそのゴツい見た目に反してゴウカザルと同速の108となかなかのもの。
同速のポケモンが意外と多いため、素早さは最速推奨。最低でも105族は抜きたい。

三闘神の元専用技「せいなるつるぎ」は相手の能力変化を無視する威力がそこそこの格闘技。
「コットンガード」や「ちいさくなる」など積んでどや顔してる奴らを断罪してやろう。
ただし「しんかのきせき」は無視できない。また「いかく」等、自分の下がった能力は無視できないので注意。

「ちょうはつ」や「つるぎのまい」「でんこうせっか」等も優秀な小技も習得する事ができ地味に器用。

その攻撃面で優秀なタイプや他の2匹と比べて無駄のない攻撃的な能力である事から、三闘神では真っ先に強さを評価された。


しかし数字上の耐久力こそ速攻アタッカーとしては高水準なものの、耐性面が非常に貧弱。特に弱点数はナッシーバンギラスなどと並んでワーストクラスの7タイプと絶望的。
一応半減タイプも6つとそこそこあり、ウルガモスなどタイプ相性で一方的に勝てる相手も意外といるが、弱点多数なことが災いして「ギガドレイン」「サイコキネシス」などのサブウェポンで返り討ちに遭うこともしばしばある。
加えて格闘技の第一選択が「インファイト」なせいで自ら耐久を削りがちであり、岩タイプ共通の宿命である低命中率も相まって相性問わず逆境に陥りやすい。このため「きあいのタスキ」が必須に近い。

前述の通り、攻めてる分には強いが脆さと不安定さがすぐに表出するので意外と使いにくかったり……。
しかし未だにその攻撃性能はピカイチであり、更には「つるぎのまい」や「いのちのたま」でそれをさらに高め、
一気に敵を蹂躙できる性能も持っている。攻め時を見計らい、一気に勝負を決める立ち回りを心がけたい。

ダブル&トリプルバトルでは味方のエルフーンから「ふくろただき」をしてもらうことで特性「せいぎのこころ」で一気に火力を激増させ、超火力の「いわなだれ」で圧倒する通称エルテラが登場当初から現在まで有名な戦術になっている。
他の「せいぎのこころ」持ちと違い、タイプ一致で「いわなだれ」を使えるのが非常に大きいメリット。
選出の時点でかなりバレバレなので、「ちょうはつ」や「いかりのこな」等の妨害を受けやすいのが欠点。
トリプルバトルでは最大限まで攻撃が上がる為、威力30×2の「にどげり」ですら一撃必殺&貫通の超性能と化す。
しかし可愛いポケモンに連続で叩かれて攻撃力を上げるというアブナイ絵面から、「テラキオン=ドM」とネタにされることも……味方に殴られて喜ぶとかどう見ても……。

余談だがXYでは大流行したメガガルーラファイアローをまとめてメタれる貴重なポケモンだった。
ただしH極降りガルーラは攻撃補正かアイテム補正が無いと確1にできない。


ポケモンGOでのテラキオン


先に登場していたコバルオンに引き続き2019年11月に実装。
実装当時はタイプ上の攻撃範囲の優秀さから新たなジム討伐要因として期待されていたが、当時はまだ有用なかくとうタイプの技が「インファイト」くらいしかなかったために、かくとうタイプとして使うには厳しく、「うちおとす」と「いわなだれ」のコンボで強力ないわタイプのポケモンとしての運用が多かった。

しかし現在は攻撃面だけなら最強クラスのかくとうポケモンとして猛威を振るっている。

2020年3月に追加された専用技「せいなるつるぎ」が発生も火力も一流のぶっ壊れ技であり、これ単体でもかくとうタイプとして相当な強さだったのが、2022年9月にゲージ回収率に非常に優れた「にどげり」を習得し、遂に技をかくとうタイプで固めることが可能になった上に持ち前の攻撃力の高さも相まってコンボ火力もぶっちぎりで高く、かくとうタイプの攻撃では最強クラスの火力を叩き出したのである。

それに加えて相性補完に優れた「いわなだれ」を一致で使えることが評価され、遂にジム突破要因としては最強といってもいい超性能を手にしたのである。

しかしいわタイプであるが故の弱点の多さによる打たれ弱さも備えており、しねんのずつきは勿論、どろかけやたきのぼり、バレットパンチ、あまえる等といった防衛ポケモンの弱点技でダメージを負う場面が非常に多い。
耐久も準伝説のスペックを持ってるためすぐに致命傷とまではいかないが、ジム防衛のポケモンはかくとうタイプやいわタイプに弱点を突く技を備えてることが多く、回避などでうまくカバーしないとキズぐすりの消費が思っていた以上に嵩んでしまうため安易なゴリ押しは禁物。無理に突っ張らずにカイオーガザシアンといった優秀な味方に代わりに任せてあげよう。

また伝説ポケモンであるが故にアメが溜めづらい上に技解放のコストも高く、育成が相当大変なこともネックであり、技枠を開放した上でのレベル最大育成の難易度の高さはカイリキールカリオローブシンの比ではない。
また「せいなるつるぎ」の習得も期間限定もしくはすごい技マシンが必須など、育成のハードルはものすごく高い。


総じて、攻撃面なら最強クラスなのは間違いないが、安定性や量産性を考えると他のかくとうポケモンにもまだまだ軍配が上がるといったところ。同じいわタイプのバンギラスをジム攻略に使用しているトレーナーはテラキオンとの同居が難しくなるという別の問題も発生しがち。
しかし育成してしまえばその圧倒的パワーと技範囲でジム戦やレイドで大活躍すること間違いなし。複数匹用意するのは非常に大変だが、1匹でも育てておくと非常に強力なポケモンとして扱うことができるだろう。

なおPvPでは攻撃面では相変わらず非常に優秀だが、多すぎる弱点による脆さと打たれ弱さが更に浮き彫りになるため、他のかくとうタイプと比べると扱いが非常に難しい。



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最終更新:2024年12月12日 13:51