スライム

登録日:2009/08/11(火) 18:50:23
更新日:2024/12/11 Wed 23:08:56
所要時間:約 6 分で読めます





スライムが あらわれた! ▽





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概要

ヌルヌルした粘液状、泥状の物体のこと。

ヘドロや排水溝、ボイラーのぬめり、川底の軟泥、鉱業の石炭や鉱石等の無機物の微粒子が有機物の水等と混ざったり、
薬品と混ざったりして出来る物が一般的だが服だけを溶かす能力はない。

基本的にそのまま捨てることが出来ない有害物質。
下手をすれば公害に発展することもあるが服だけを溶かす能力はない。


アニヲタ的には

上記のイメージが転じて架空の怪物として様々な作品に登場する存在である。
不定形な原形質の姿をした不気味な存在で、半透明のアメーバのような姿をしたドロドロとした流動体や、
粘性を持った比較的しっかりした形を持つ弾力を持ったグミのような姿が一般的。
その不定形な体を使って獲物を包み込み溶かして捕食するという描写が多い。
また、自身の体内器官を自由に作り替える能力を持つ者や分裂や再生を行う者もいるが服だけを溶かす能力はない。

怪物のスライム

一番始めにスライムを怪物的に描いた作品は、アンソニー・M.ラッドの『人喰い沼』に登場する原形質の怪物、もしくはクトゥルフ神話で有名なハワード・フィリップス・ラヴクラフトの『狂気の山脈にて』に登場するショゴスであると言われている。
それ以後、『ブロブ』や『人食いアメーバの恐怖』等のスライムを題材にした恐怖映画が登場し、モンスターとしての地位を築いていく。
上記のどの作品でもスライムは貪欲で、さまざまな物を取り込む恐怖の存在として描かれている。

基本的にそれまでに知られていた神話等の怪物は、実在の動物の能力を誇張したりイメージを合成したりして産まれた物ばかりな為、
スライム状のモンスターは存在しなかった(アメーバは昔から存在するが、昔の技術では肉眼で見ることは難しいためモデルにはなり得なかった)。
そのため、既存の動物のいずれにも該当しない「本当に訳の分からない怪物」という点が、スライムが怪物として成功した要因であろう。

RPG等のゲームやアニメの敵モンスターとしても有名な存在であり、軟体質な体のおかげで斬撃や打撃の物理攻撃に異常に強く、
一方で等の攻撃魔法に弱いという特徴を持つ者が多い。
また、武器や鎧、衣服等を強力な酸で溶かしたりサビさせたりして使い物にならないようにしたり、複数の個体が合体して巨大化する、
他の生物や物体に擬態する等の厄介な能力を持つ者もいるが服だけを溶かす能力はない。

雑魚のスライム

そんな厄介な能力を持つスライムだが、『ドルアーガの塔』や『ドラゴンクエスト』等で最弱モンスターとして登場してから、その立場が一変。
以降のゲームで「序盤に戦う雑魚モンスター」としての立場が定着してしまった。

ドルアーガの塔』のゲームデザイナー・遠藤雅伸は「日本版スライムA級戦犯」と呼ばれ、本人もそれを自認している。
(とは言え、このゲームのスライムは、操作に慣れていない序盤はもとより、たとえフル装備であったとしても移動のタイミング次第で即死させられるので、かなり危険である。)

ドラゴンクエスト』に登場する「スライム」は鳥山明の手により、
それまでのスライムとは違う、水玉状のプルンプルンした形にコミカルな目と口を備えた非常にマスコット的な姿をしており、
『ドラゴンクエスト』の大ヒット以降、日本国民に最も知られる姿のスライムとなり、スライムに対する恐怖のイメージは完全に払拭された。
服だけを溶かす能力はないせいか……。

しかし『FF』や『サガ』シリーズでは、強敵として立ちはだかることも。
『サガ2』ではなんと主人公が通う学校の先生として登場し、ボスすら簡単に葬り去る実力を見せてくれる。

このようにしてスライムは庶民的で身近な存在となってしまったが、本来のスライムは上記のように恐ろしく不気味な存在だということを忘れてはならない。


なお「雑魚」のイメージが強すぎるせいか、反動で「CRPGで雑魚のイメージが付く前の昔のゲームのスライムは強かった」という説もあるが、
実際にはTRPGの元祖であるD&Dの時点で「厄介なスライムもいなくはないが下級スライムはそうでもない」程度の軽い扱いであり、相対的に雑魚であるのは変わらなかった。
むしろドラゴン並みの上級スライムまで登場する『ドラクエ』の方がスライムが強いかもしれない。

スライムの種類

スライムにも色々な種類があり、炎に強いレッドスライム等の色による分類の他に、
ゼラチンキューブ、ゼリー、プディング、プリン、ウーズ等がいるが、これらの名称による明確な特徴や設定の違いは特に無い。
(唯一キューブだけは名前の通り四角い形をしている)


玩具のスライム

ちなみに玩具としても発売されており(さすがに生きてはいないが)、その斬新さとひんやりとした手触りから人気を博した。
この玩具、ビニールポリエチレンアルコールとホウ砂を合わせてねるねるねるねる事により個人でも比較的容易に作成でき、理科の実験で使われる事もある。

こちらの詳細はかわいいぼくの項目をみてくださいね!ぷにるん★
…もとい、「スライム(おもちゃ)」を参照。


【主な登場作品】


○ゲーム

スライム(ドラゴンクエスト)

おそらく、日本のビデオゲームではいちばん有名であろうスライム。
通常の青いカラーのスライム以外にも、「ぶちスライム」や「スライムナイト」、「キングスライム」等、よりキャラクターっぽいバリエーションを見せている。
そしてスライム本人(?)はシリーズによっては「マダンテ」という最強呪文を取得する。
基本的には敵キャラだが、中には人間たちと友好的な者もいたりするほか、スライムが主人公のスピンオフゲームもあったりする。ピキー!

ぷよぷよ

『ぷよぷよ』や『魔導物語』のキャラ。たぶんスライム系のキャラクターだけど、先述した特徴はあまり持ってなさそう。
いろんなカラーがあり、緑色は「みどりぷよ」、赤色は「あかぷよ」……というふうに呼ばれる。
『ぷよぷよ』シリーズでは、プレイヤーにくるくる回され落とされ、そしてひたすら消される運命。
「オワニモ」とかいう呪文により、同じ色が4匹以上つながると消えてしまうという設定がある。らしい。

ぷにぷに

アトリエシリーズに登場する雑魚キャラ。
一応魔物であるが猫より弱いとか、少し鍛えた子供でも勝てるとかそんなレベル。強い奴もいる事はいるが…。
意外と知能は高くペットとして飼えたり彼ら独自の言語で会話したり人間の赤ん坊を育てたりすることもある。
シリーズ当初からぷにぷにという名前だが、名前の案に「スライム」があったが流石に有名どころに被る為に変更された経緯がある。



【余談】

  • 実在のスライム状の生物はアメーバ等の微生物がほとんどだが、中には「粘菌」という1m近くにもなるリアルスライムもいるらしい。興味があるなら調べてみよう。






【18禁なおはなし】

~※ここからは【18禁】よ! ちょっぴりえっちな内容だから、背後に注意しなさいよねッ!~









すけべな作品では、エロ趣向の一つにして異種姦の一種としてしばしば描かれる。
触手」の亜種、また同一の存在とされることもある。

確かに基本的には触手と同じだが、上記の通り軟体で物理攻撃がほぼ効かないため、物理攻撃しか出来ない女格闘家や女剣士にはとても相性が良い。
攻撃が効かない事に戸惑う女の子の姿は……萌える。
「嘘っ?! 私の拳(剣)が効かないなんて!?」

攻撃が効かないのをいいことに、そのまま女の子の肉体をやさしく包み込み、鎧の僅かな隙間から入り込んだり、鎧や衣服のみを溶かしてあんな行為やこんな行為に及ぶ。
体を触手状に変形させて触手プレイをしたり、子宮内に侵入してそこで分裂し腹ボコプレイや出産させたりもする。
両乳首+陰核+両穴同時責めなんて朝飯前。口腔追加も楽勝でござる。

また、基本的にスライムは透明なので、挿入の際に膣内(肛門内)が丸見えになるという利点がある。
まさに天然のクスコである。

また、服“だけ”を溶かすという、たいへん都合のよい能力を持ったスライムも存在する(ちなみにこれの元ネタは『BASTARD!!-暗黒の破壊神-』)。




追記・修正はスライムと触れあいなが…お願…しま…(同化中)

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最終更新:2024年12月11日 23:08