フェブラル(機動新世紀ガンダムX)

登録日:2010/04/28(水) 23:41:16
更新日:2024/01/11 Thu 01:06:06
所要時間:約 3 分で読めます





機動新世紀ガンダムX』に登場する架空の兵器。


【フェブラル】


型式番号:RMSN-002
所属:宇宙革命軍
全高:不明*1
重量:不明
武装:5連装ビーム砲×2
   ビット(ペス・ボラドォール)


搭乗者:ランスロー・ダーウェル


【機体説明】

第七次宇宙戦争時に宇宙革命軍が開発したMA(形式番号上はMS)。一部媒体ではニュータイプ専用とされる。
名前は2月(February)から。

MAなので非常に大型であり、平均的なMSの二倍以上の全長になっている。下半身は蕾の様なスカートのみになっており脚が無く、手部もマニピュレータではなく指5本をそのまま固定式ビーム砲にしている。
コックピットは頭部に存在し、緊急時には頭部が機体から離れて脱出ポッドになる。

劇中本編では登場せず、回想シーンで「コロニー落とし」作戦にて投入されたランスロー機が、ジャミル・ニートの操るガンダムXと戦闘した場面でのみ登場。
サテライトキャノン(リフレクターと砲身)と左腕を失っていたGXからバスターライフルの射撃を受けて大破するが、最後に放ったビームでGXの頭部を破壊し相打ちに持ち込む(ジャミルの左目の傷はこの時出来た)。ランスローは頭部脱出ポッドで脱出した。

武装は腕部ビーム砲とビット。
アニメではビットを使用したシーンはないが、漫画『ニュータイプ戦士 ジャミル・ニート』では使用している。
また胸部に荷粒子砲系のディテイールが有るがこちらは文字設定も使用描写も無い、後述のジオングモチーフならばおそらくここがジオングの「腰部メガ粒子砲」相当パーツだと思われるが。 

ライバル機」「MAなのにMSの型式番号持ち」「下半身に足が無い」「指がビーム砲」「コックピットが頭」等の要素からも分かる様に、ガンダムXにおけるファーストガンダムジオング的立ち位置の機体。型式番号もジオングの「MSN-02」が由来と思われる。GXとの最後の撃ち合いはラストシューティングのオマージュである。



【武装】

◆5連装ビーム砲
両前腕の先端の指が5門のビーム砲となっている。ジオングの様にマニピュレータとして動くことはなく、完全な固定銃口である。
一応スラスターのディテールも有るしモチーフ元の事を考えると有線ビーム砲の可能性も有るが、アニメでそういう使い方はしてないし当時の設定にも記述は無い。
GジェネFではロングビームサーベルみたいに砲口からビーム刃を形成し白兵戦も可能だったが、以降の作品では採用されていない。

◆ペス・ボラドォール(ビット)×12
漫画『ニュータイプ戦士 ジャミル・ニート』で使用したビット兵器。展開したスカートから射出される。ベルティゴのビットとは形状が異なり、ペンに二枚の羽が付いた様な形をしている。
搭載数は漫画版では7基まで使用確認出来るが設定資料集にはスカート内部に最大12基搭載していると記載されている。
その名はスペイン語でトビウオを意味する。


ゲームでの性能】

スーパーロボット大戦シリーズ
Rで初登場。
ジャミルの撃墜数が一定以上で特定ルートに行くと使えるようになる。本作ではなぜか空を飛べるので、最終盤の地上でも安心。
乗り換え制限でX系のパイロットしか乗れず、しかもニュータイプ専用機の為、必然的にパイロットは限定されてくる。
武装は弾数制のビーム砲とEN消費のビットの二種のみ。隠し機体なだけありスーパー系の耐久力とリアル系の運動性を併せ持ち、ビットの燃費も良い強力な機体。

Gジェネシリーズ
FとOWに参戦。
Fではビット等が使えた為、宇宙専用な事を除けば悪くない機体。資料不足からか、ビットの形状は漏斗……というより壺状。
OWでは原作の描写に準じてビーム砲しかない為わざわざこの機体を運用するメリットに乏しい。

【立体商品】

ガンプラは勿論の事トイやガレージキット等も未発売。まぁ活躍も資料も少な過ぎるし。

【余談】

  • 当時漫画が連載されていたコミックボンボンでも資料が入手し難かったらしく、二話で回想シーンを描こうとしたときた洸一氏が編集部を通じて本機の資料を問い合わせたところ「無い」との返事で代わりにオリジナルMS「メーアハイト」を描き、
    11月号(7話掲載号)のカラー記事「オールガンダム敵MSヒストリーカタログ」では資料は見つかったらしくスクラッチプラモが掲載されているものの、今度は設定が不明だったらしく「謎のニュータイプ専用MS」「現在その正体を知る術はない」などと書かれている。
    そしてお気づきの通り次号掲載分の漫画でランスロ―が登場しあっさりフェブラルの名が明かされることになった。
    氏は前述の通りアニメ終了後に短編漫画『ニュータイプ戦士 ジャミル・ニート』で本機の活躍を描いている。
    そして氏にも忘れられて描き直されることもなかったメーアハイトはコロニー落としが始まってからランスロ―と交戦するまでの間にジャミルに撃墜された正真正銘謎のMSとなった


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最終更新:2024年01月11日 01:06

*1 比較参考用に描かれているGXの概図が下半身程度のため、推定20~30m