ブンドリオ・ブンデラス

登録日:2025/02/02 Sun 15:23:19
更新日:2025/02/09 Sun 00:28:06
所要時間約 5 分で読めるなんて、バクアゲだー!!




カレーができたよー!


ブンドリオ・ブンデラスとは、特撮テレビドラマ『爆上戦隊ブンブンジャー』の登場人物である。

声:松本梨香
スーツアクター:藤田洋平

概要

ブンブンジャーのサポートをする機械生命体型宇宙人
白を基調とした大柄な体格の持ち主で、ボディの各部にはトレーラーのタイヤが付随している。

元々はBBG(ビッグバングランプリ)のレーサーだったのだが、とある理由から出場資格を失ってしまう。
ヤケになって宇宙をさまよっていたところ、地球に墜落。
そこで大也に拾われて意気投合し、ブンブンジャーの装備一式を共に開発した。

人物像

ゴツい風貌に似合わず、内面は物凄くフレンドリーで人間的。
いつも明るく陽気な性格で、戦闘時もアドリブ少々大袈裟目なリアクションが多かったり、場面を問わず駄洒落を口走ったりするムードメーカー的存在。

普段は届け屋本部のガレージで、家事やブンブンジャーの装備のメンテナンスなどを行なっている。
地球に不時着して初めて食べたカレーを「作る喜びを一番味合わせてくれる料理」と気に入り、いつもおかしな鼻唄を歌いながらルーを作っている。彼のお手製カレーは中々に美味しいらしい。
ブンブントレーラーへの巨大化変形、及びブンブンジャーロボとなってのロボ戦もこなすブンブンジャーの要とも言うべき存在で、大也からは「ブンブン」、未来からは「ブンちゃん」、調からは「ブン様」の愛称で呼ばれている。

「ニマイジタイヤのべろーらー」というマスコットキャラを推しているが、べろーらーのその奇抜な見た目から玄蕃以外からの共感は得られていない。*1

一方で、苦魔獣についてやけに詳しかったり、ヤルカー自身ですら知らない巨大化のメカニズムを知っていたり、玄蕃の正体を知った時は明らかに言葉に詰まったりと謎の一面も持ち合わせている。


以下、重大なネタバレ










お前の大切な仲間とやらに教えてやれよ


自分が『ハシリヤンだった』と!

過去

BBG追放後から大也と出会うまでの間に何とハシリヤンの元締めであるワルイド・スピンドーに拾われ、そのお抱えのメカニックとして働いていた過去が、バクアゲ34にてディスレースの口から明かされた。

大也と射士郎は以前からその真実を聞かされており、ブンブン自身もいつかは仲間達に打ち明けようとしていたものの、信頼を失う恐怖から言えずにいた。
未来たちがその事実を受け入れようとする中、行方不明となっていたブンブンを誰よりも心配していたビュンディーだけは激しく動揺し、敵の中枢に迎えられる程に身を堕としていた事に激昂。
ブンブンを許そうとするブンブンジャーも甘すぎると糾弾し、先斗を無理矢理連れて行く形で立ち去ってしまった。

その後、バクアゲ35において自分の過去に何があったのかを仲間達に改めて説明。
ビュンディーは「何で自分を頼らなかった」という思いから招集を拒否したが、先斗はブンブンコントローラーの通信機能で届け屋本部での一連の会話をビュンディーに送信するのだった。

時はブンブンが現役選手だった頃にまで遡る。
当時のブンブンはライバルであるビュンディーに中々勝てず、思うように戦果を挙げられずにいた。そんな彼の元へ「ファン」を名乗る人物から強化パーツが送られてくる。嬉しくなったブンブンはそれを自身に搭載してレースに出場したが、その最中に派手にクラッシュ。その事故が原因でライセンスをはく奪された……というのは表向きの話。
実はブンブンが使用した強化パーツは違法改造にあたる物であり、不正を働いたことによる懲戒処分がライセンス剥奪の真相だった。だが、ブンブンはビュンディーを巻き込みたくないという思いからその事実を公表しないよう懇願。1人BBGの世界から姿を消したのだった。
「BBGの選手」という肩書を喪った途端、周りは彼を切り捨てるかのようにその前から姿を消し、ブンブンは孤独と他者への不信感で心を荒らしていった。

そんな世捨て人のような生活を送る中、ブンブンが出会った人物こそ、まだハシリヤンを旗揚げして日が浅かった頃のワルイド・スピンドーであった。
彼曰くブンブンへの強化パーツの発送は自分の子分が独断で行ったことであり、「ファン」とは自分のことだという。

あたしゃねェ… アンタには、負けの美学を感じるんだよ…

褒めてんのか貶してんのかどっちなんだよ!

あたしと一緒に走らねェか?

ん?

「走りてェのに走れねェ」ってのは、辛いもんさね。あたしの見立てじゃ、アンタのメカニックの腕…誰にも負けやしねェ

…誰だ、お前?

これからの男、ワルイド・スピンドー。
まだまだ小さいが、『ハシリヤン』って組織を旗揚げしたところサ…

すっかり荒れ果てていたブンブンにとって肩書に関係なく自分を認め、必要としてくれるスピンドーの言葉は余りにも気持ち良く甘い誘惑だった。ブンブンはスピンドー直属の凄腕メカニックとして雇われ、「走れない奴が走れるようになるシステム」の開発を進める。
そうして生まれた物こそ、本作の怪人・苦魔獣を生み出す「ハシリヤンイグニッションキー」だった。
ヤルカーですら知らなかった苦魔獣の巨大化方法を知っている等、やけにハシリヤンの内情について詳しかったのも、実際に身を置いていた……どころか、その大本たるシステムの開発者当人だったからである。

だが後にブンブンは、ハシリヤンが自分の発明品で悪事を働いていることや、BBGの追放から今に至るまでの一連の事件が、始めからスピンドーが自分をハシリヤンに引き入れるべく仕組んだ計画だったと気付くと、ハシリヤンと袂を分かち、大銀河警察と協力してスピンドーを逮捕させた。
しかし、既にこの時点で大銀河警察は汚職に手を染め、ハシリヤンとズブズブに癒着していたため、スピンドーにとっては痛くもかゆくもなかった。
結果、ブンブンは裏切り者として追跡隊長によって処刑されかけるも命からがら脱走し、地球にまで逃げてきた。
追跡隊長はブンブンを殺したと思っており、ハシリヤンからは処刑済みとして扱われていた。

ブンブンジャーはブンブンが大切な仲間だと改めて認識し、ブンブンの真意を知ったビュンディーも真実を知らされた直後の対応を大人気なかったと反省。
会いに行こうとした矢先にディスレースとサンシーターに人質にされてしまうも即座にブンブンジャーが救出し、ディスレースの撃破後に改めてお互いが謝罪した事で両者の蟠りは本当の意味で氷解したのだった。


余談

その声と立ち位置から、『地球戦隊ファイブマン』のアーサーG6を思い出す視聴者も多い。あと、某まっさらな町出身の
音響さんからは「松本さんの声が効果音に負けないので凄くやりやすい」とか。

その松本さんはバクアゲ41にて愛犬まんるとともに通りすがりの一般人「佐藤 詩捕(さとう しほ)」役で顔出し出演もしており、ブンブンとも共演している。
しかし「さと」に「(ゲット)」……はて?

名前の由来はおそらく俳優の「アントニオ・バンデラス」(+オノマトペの「ブンブン」の組み合わせ)だろう。
一方、単純なネーミングに見えて、他人のものを力ずくで奪い取る「分捕る(ぶんどる)」を想起させる字面であることから、元悪党や裏切りフラグといった要素を予想する声もあった。


追記・修正は心。

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最終更新:2025年02月09日 00:28

*1 イベントにはそれなりにファンが集まっていたため、たまたま大也たちの琴線に触れなかっただけではある。