登録日:2024/12/25 (Wed) 19:57:30
更新日:2024/12/26 Thu 01:00:15NEW!
所要時間:約 2 分で読めます
概要
『疾風ウルトラ忍法帖』「聖賀瑪鈍祭の巻」(旧版・復刻版・電子書籍版共に第1巻に収録)に登場する、その名の通り歯のように並んだ山頂のうち1ヶ所だけ虫歯のような洞穴になっている山脈。
その洞穴の内部には、ものすごく狂暴な大怪獣・賀瑪鈍が封印されているという伝承がある。
朧党はその存在と封印の解き方を知っているようで、作中では世間がクリスマスムードに包まれる中、朧党がこの山の洞穴の中である計画を立てることに。
賀瑪鈍
虫歯山の洞穴の奥の大空洞に封印されている大怪獣。
封印時の姿はとってもかわいいのだが、一度封印から覚醒するとあらゆる物を破壊し、人々を食いまくる、本来の性質は封印されるのも納得のいくものすごく狂暴な気性のあと超絶寝起きが悪い巨大怪獣。
その封印を解くには生け贄を捧げた後に体に貼られている札を剥がす必要がある。
朧党内では古くからその存在が伝えられており、彼らは賀瑪鈍を復活させて鶴亀の国を征服するため、封印を解く生け贄を得る手段としてある作戦を企てる。
モチーフは『
ウルトラマン』に登場する
ガヴァドンで、姿に関しても「
封印されている間はAの姿、封印から解き放たれるとBの姿に変貌する」という形で表現されている。
賀瑪鈍祭
朧党が虫歯山の洞穴の中で開催したパーティ。
ウル忍の下に送られてきた賀瑪鈍祭の招待状を受け取り、クリスマスという時期もあって胸を躍らせたマンとセブンが朧党の罠だと警戒するゾフィーお頭の制止を振り切って八つ裂き光輪で念入りに拘束して虫歯山へと足を運び、洞穴内の一室で今丁度パーティを始めていた冥府羅州と遊女達、下ネタ芸忍獣・罵怒と一緒にパーティを満喫。
セブン「うっ…!?こ…この料理 毒が入ってるじゃないか…!!」
冥府羅州「わはは!ワナにかかったな!!」
ゾフィーお頭が警戒した通り、賀瑪鈍祭は賀瑪鈍の復活を目論む朧党がウル忍を賀瑪鈍の封印を解く生け贄にしようとクリスマスパーティを装って誘き寄せる為の罠であり、料理も痺れ薬が盛られており、それによって身動きができなくなったところを祭壇の下にある巨大炉の中に投げ込んで封印を解こうという算段だったのである!
ちなみに遊女達も怪夢瑠達の変装です。セブン「げぇ~!(;Д;Ⅲ)」
まんまとその策謀に引っ掛かったマン達の前に、冥府羅州が賀瑪鈍祭の実態を明かした後、冥府羅州の幻術でパーティ会場に変えていた大空洞内に眠る賀瑪鈍が姿を現し、彼らを生け贄に捧げようとするが、セブンが毒で動けなくなったのに対し、マンだけは普段から生ゴミを食い漁ってたから毒にある程度耐性を持っていたことでピンピンしていたため、やむを得ず冥府羅州はマン達の代わりとしてマンとの戦闘に入りながらも忍法と称した下ネタ芸を披露した罵怒を生け贄に捧げ、札を剥がして封印を解く。
封印から解かれ、覚醒した賀瑪鈍が今、ウル忍に牙を向ける……!!
関連忍獣
ケツみたいな超特徴的な頭の朧党配下の忍獣。
「芸忍獣」という肩書きを持っているが、その芸の内容は前述した超特徴的な頭をネタにした下ネタなど品のないものばかり(賀瑪鈍祭の余興で披露した最初の隠し芸こそみんな(特にマン)にウケてたけど)、しかも大した戦闘力もない。宇宙帝王ェ…
作戦の目的が明かされた後は毒料理が効かなかったマンと対峙するが、ここでも忍法と称した下品な隠し芸を披露したことでめひらすの怒りを買ってツッコミのドロップキックをお見舞いされ、「生け贄は貴様でもいい」とマン達の代わりとしてとっておきの隠し芸があるとアピールしながら巨大炉に放り込まれてしまう「続きが見たかったのに…」byマンが、結果的に彼が生け贄となったことで賀瑪鈍の復活に貢献することとなった。その後、何事もなかったように登場しているのはナイショ
余談
山の名前の由来は、作中でガヴァドンが登場しているということからその生みの親であるムシバ少年からだと思われる。
虫歯山と賀瑪鈍が登場した本回はクリスマスをネタにしたエピソードだが、ウル忍シリーズでクリスマス回は後にも先にもこの回のみである。
後、何気にマンが悪食という設定が初めて出てきた回だったりする。
ウィキ籠りの皆さんへ
今夜追記・修正パーティを開催します。虫歯山で待ってます。
- エピソード項目立てられないからってこんな無理矢理エピソード項目じゃない体裁にして誤魔化すのはダメだと思う -- 名無しさん (2024-12-25 20:16:40)
最終更新:2024年12月26日 01:00